ホンダ エディックス
シビック/ストリーム系のプラットフォームをベースに、3人分の独立したシートを2列に配する3×2レイアウトの個性的なレイアウトを持ったトールワゴンとして送り出されたのが「エディックス」だ。
その特異なシートレイアウトによって全長は4.3mほどと短めなのに対し、全幅は1.8mに迫るものとワイドとなっており、ワイドトレッドによる安定感のある走り味も隠れた魅力となっていた。
搭載エンジンはストリームと同じく1.7Lと2Lの2本立てでスタートしたが、さすがに大柄なボディに1.7Lは辛かったのかマイナーチェンジのタイミングで1.7Lは消滅し、代わりにスポーティな2.4Lが追加されている。
ただ3×2という一風変わったシートレイアウトが日本のユーザーにはイマイチ受け入れられず、2009年には終売となり、実質的な後継車種も登場することなく今に至っている。
トヨタ ハイエース(200系)
最後にご紹介するのは、ややイレギュラーな存在の200系ハイエースだ。言わずと知れた商用バンの王者であるハイエースは、いまだにその人気は衰えることを知らず、ビジネスユーザーだけでなく、趣味のクルマとしても愛されて、新たなカスタマイズアイテムもリリースされている。
そんな200系ハイエースも2024年に20周年を迎えるモデルとなっており、その人気の衰えなさと時代の流れの早さに驚かされてしまう。もちろんハイエースとしても登場時のままずっと販売されているわけではなく、途中でディーゼルエンジンを一新したり、先進安全装備を標準化したりと、時代に即した変化を遂げている。日本国外では300系と呼ばれるモデルが2019年から登場して販売されているが、日本国内のハイエースが一新されるのはいつになるのだろうか?