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2億年前の風景が残る「化石の森」とは? アリゾナ州の必見スポット「ペトリファイド・フォレスト国立公園」を紹介します【ルート66旅_33】

2億年前の風景が残る「化石の森」とは? アリゾナ州の必見スポット「ペトリファイド・フォレスト国立公園」を紹介します【ルート66旅_33】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

2億年前の地層が描くカラフルでダイナミックな光景

ルート66を越えて北上するうちに、風景は極彩色の砂漠へと変化する。北エリアのペインテッド・デザートだ。赤/白/青など絵の具を塗ったようにカラフルな大地で、ペトリファイド・フォレストとほぼ同じ三畳紀の地層だ。

ほとんどの地域をクルマでまわれるのも魅力ではあるが、公園には短いトレイルがいくつか整備されているので、余裕があれば徒歩で美しい砂漠を堪能するのもアリ。

ちなみに園内に宿泊するための設備は一切ないうえ、バックカントリーでのキャンプは許可制なので、冒頭に書いたホルブルックを拠点にしよう。今までホワイトサンズやミューリー・ポイントといった寄り道すべき絶景をいくつか紹介してきたが、ルート66から外れないで行くことができるのはペトリファイド・フォレスト国立公園ただひとつ。

注意点は24時間いつでも立ち入り自由な国立公園が多いなか、ここは珪化木の盗難を防ぐ目的で夜間は完全に閉鎖されるため、到着の時間が遅いとロクに景色を見られず消化不良に終わることだ。公園の面積は885平方キロメートルとそこそこ広いだけに、午前中からじっくり見学できればベストだろう。

■「ルート66旅」連載記事一覧はこちら

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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