日本の伝統に通ずる白・赤・金をコーディネート
今回の限定モデルは、R8の歴史が最終章を迎えるにあたり「圧倒的なパフォーマンスと日本の美的センスを融合させ、8台のみの限定モデルとして日本のお客様のために作られた」という。
ボディカラーは柔らかなテイストのアイビスホワイト マットに、セラミックブレーキのキャリパーには日本古来の紅白の華やかさを演出すべくグロスレッドが用いられた。
足元にはもう一つのテーマカラーとなる金を表現すべく、マットブロンズポリッシュトの20インチ5エヴォスポークデザインホイールが装着される。この白、赤、金という日本の伝統に通ずるカラーを組み合わせることで、日本専用という特別感を高めた。また、Audi ringsパッケージを採用することで、エクステリアをカーボンパーツでさらにスタイリッシュに仕上げている。
インテリアはオーダーメイドプラグラムであるAudi exclusiveによるラグジュアリーな仕立てに。ブラックを基調とし、アラバスターホワイトを用いたツートンカラーで統一された。
スポーツシートにはファインナッパレザー、ヘッドライニングなどにはアルカンターラが用いられている。さらに、ドアシルトリムにはシリアルナンバーと「JAPAN FINAL EDITION」の文字が刻まれており、さりげなく特別なモデルであることを主張している。
なお、購入者には特別なメモリアルプレートがプレゼントされる。これはシャシーナンバーの⼊⼒により、そのクルマ固有の画像を作成する、欧州オーナー向けのVIN Artというプログラムを活用。世界に一つだけの、購入モデルのシャシーナンバーが刻印されたメタルポートレートフレームが贈られることになっている。
AMWノミカタ
同じアウディ グループのランボルギーニの「ガヤルド」と「ウラカン」は、先代と現行R8の兄弟車となる。ウラカンもモデル最終章を迎えているが、日本限定モデルがリリースされるという話は伝わってこない。ガヤルドの時はモデル末期の2012年に「ガヤルド LP560-4 ビアンコ・ロッソ」を日本限定で10台販売。ウラカンはモデル末期でもセールスは好調のようなので、あえて日本限定モデルを出す必要がなかったのかもしれない。ということは、R8は……。