PHEVならではの利便性も追求
エクステリアはスポーツZと同様ながら、マットブラックの21インチ専用アルミホイールと赤いキャリパーを装着することでプレミアム感とスポーティ感を演出する。インテリアは運転席と助手席で非対称なブラック&センシュアルレッド配色を取り入れることで個性を高めた。赤いステッチを施したスポーツシートを標準化するなど、スポーツZとの差別化が図られている。
PHEVならではの利便性の追求もポイントだ。まずは、車内を部屋として活用できる「マイルームモード」。これは普通充電時にパワースイッチをONにすると、外部電源を利用してエアコンやオーディオの使用が可能になるという便利な機能。エンジンをかけずに車内で快適に過ごすことができる。
そして、最大1500Wの外部給電機能も標準装備。バッテリーにためた電力を外部に給電でき、アウトドアなどで役立つ「EV給電モード」と、災害などの非常時にクルマを電源として活用できる「HEV給電モード」が設定される。
「HEV給電モード」はバッテリーが一定の残量を下まわるとエンジンがかかり給電を継続。バッテリー満充電・ガソリン満タンの状態から、(1日当たり10kWhという一般家庭の日常使用量換算で)約6.5日分の電力供給が可能となっている。もちろん、クルマに蓄えた電気を住宅に供給するV2Hにも対応可能だ(別売のV2H機器が必要)。