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子育てが終わって手に入れた夢の日産「GT-R」! じつは「ハコスカやケンメリ」に憧れていたオーナーが「R35」を選んだ理由とは

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(ガスグラフィックス)

800馬力のフルチューン車で東奔西走の日々

このブラックエディションは、外装のドレスアップだけではなく、足回りの変更とエンジンもフルチューンされている。

内容はフェニックスパワーによるメニューで、794.86ps、トルクは106.33kgmを獲得。ボディパーツは、トップシークレットのカーボンボンネット、ブリッツのフロントリップスポイラー&マッドガードカバー類。ホイールはアドバレンレーシングGTで、サスペンションは、ジュラテックのパワーシリンダーを装備している。

さらに、内装などの各部カーボンパーツはRSWジャパンなど、あらゆるチューニング&カスタムが施されているのが特徴だ。

しかし、引田さんの場合は、この愛車でとにかく走り回ることを楽しんでいる。ご本人も話してくれたし、インスタグラム(@ 35_gtr_papa)の投稿を見れば一目瞭然だが、時間さえあれば、どこかに繰り出してGT-Rライフを満喫しているのである。

「GT-Rに乗る前は、スバルが好きだったのでレガシィなどをファミリカーとして乗り継いでいました。しかし、GT-Rに乗り出してから、友人の繋がりが一気に増えて、クルマ好き同志の交流が広くなったんです。出先で知らない人から声をかけてもらえたり、そういう交流というのは、GT-Rならではだと思います」

至れり尽くせりのチューニングカーを、ガレージ保管でピカピカにして悦に浸ることよりも、積極的に走り回り、交友関係を広めていく。引田さんに待っていた第二の人生は、日産「GT-R」が導いてくれた、最高のカーライフだったのだ。

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