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「スカイラインGT-R」を求めて佐世保から神奈川へ! 米海軍基地で働くカルロスさんが夢のクルマを手に入れるまでの苦労とは

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(ガスグラフィックス)

アメリカ帰国時に、愛車を持って帰りたい

カルロスさんの愛車は、エンジンを中心にチューニングが施されている。内容は、ニスモ製エアインレットダクト、N1用ツインターボ、トラスト製ラジエーター&フューエルレギュレーター&インタークーラー、HKS製スパークプラグ、ARC製クーリングパネルなど。サスペンションはオーリンズ製Mi10S1コイルオーバー。前オーナーから引き継いでいる仕様もあるが、一部は横須賀の大森ファクトリーが手がけているそうで、日産好きの彼にとってはこういう部分も好きな理由なのだとか。

「アメリカでは、現地の法規制に合致しない外国車は、生産から25年が経過しないと持ち込めないというルールがあります。つまり、私の愛車は2026年にならないと輸入できないのです。日本はとても好きだけど、将来的には家族を持って、このGT-Rを保管するための家も購入したいので、私は、日本への駐在任期が終わったらアメリカに帰国しようと考えています」

佐世保基地内でも週末になるとカーミーティングが開催。また、基地の外へ遊びに行くことで、「GT-R仲間との交流も少しずつ広がっている」というカルロスさん。その縁があって、この九州☆GT-Rミーティングは2022年に続いて2年目の参加だった。ただし来年に関しては、米軍艦艇の配備とエンジニアというご自身の職務の関係で、参加できない可能性が高いのだとか。いつか離れる時が来るその時まで、日本でしかできない愛車との体験を、心ゆくまで楽しんでほしい。

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