クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CUSTOM
  • 希少! 日産「GT-R LMリミテッド」の誰もが見惚れる美しさの秘密は「新車戻し」にありました
CUSTOM
share:

希少! 日産「GT-R LMリミテッド」の誰もが見惚れる美しさの秘密は「新車戻し」にありました

投稿日:

TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(ガスグラフィックス)

  • チャンピオンブルーがLMリミテッドの証し。河村さんが中学生の頃、R32型GT-Rが登場してグループAで連勝を重ねていたのを憧れて見ていた世代だ
  • R33型GT-RのLMリミテッドというだけで、希少価値は高い。しかも、ファインチューニングとともに、車両を美しく保ち続ける河村さんの努力に脱帽だ
  • カーボンセンターリアスポイラーもLMリミテッドだけに採用されている
  • NAPRECや各部のファインチューニングとともに、細部をできるだけ新品へと交換したエンジンルーム。この美しさに、来場者の多くが足を止め見とれていた
  • 各ボルトやナットといった部品も、できる限り新品へと交換されている
  • ダッシュボードをはじめ、内装各部も新品にリフレッシュ
  • もちろんドアパネルも新品に。クリーニングでは手に入らない美しさに圧倒される
  • サイドスカートはハセミスポーツ製を装着。この塗り分けにもこだわりあり
  • LSDをニスモ製カーボンへと変更。パーツを交換しながら雨天未使用で乗り続けているため、エキパイはじめ各部への汚れも無く、下まわりも驚くほど綺麗な状態が保たれていた
  • 1996年式日産スカイラインGT-R LMリミテッド(R33型)とオーナーの河村さん
  • いい意味で使用感が無い内装の美しさは、もはや言うまでもない
  • グリルセンター上部にあるフードトップモールやバンパーがLMリミテッド専用品

貴重なLMリミテッドは、北海道から自走参加!?

2023年10月22日に熊本県阿蘇分南小国町にある瀬の本レストハウスで開催された「九州☆GT-Rミーティング2023」には、R32型からのいわゆる第2世代以降の日産「GT-R」オーナーが大集合。その数ある参加者の中で発見した、1台の青い日産R33型スカイラインGT-R。LMリミテッドなのに、ナンバーはなんと「札幌」!? まさかの自走参加かと取材協力をオーナーの河村さんにお願いしたところ、驚愕のチューニングメニューであることが発覚したのだった。

美しさの秘訣は、徹底した新品パーツの交換だった

チャンピオンブルーと呼ばれる特徴的なボディカラーは、ル・マン24時間耐久レース参戦記念に作られた専用色。しかも、専用ステッカーやN1バンパーなど、河村さんの愛車は総生産台数が98台(所説あり)と言われるLMリミテッドであることは明らかだった。しかも、まさかの札幌ナンバー。イベント開催地は熊本県。この美しい状態のまま、フェリーを使っての自走参加かと思いきや、「転勤族のため、今の住まいは福岡県です(笑)」と、いきなり拍子抜け。しかし、ここまで綺麗なコンディションを保っていることに来場者の多くも気付いており、その秘訣を尋ねたら、驚くような答えが返ってきた。

「できる限り新品のパーツに交換して、この車両が販売されていた当時の、新車のコンディションに近づけているんです!」

その内容をざっくりと説明すると、エンジンルームの中のエアクリーナーボックスや冷却ファン、冷却水タンクや燃料まわりのパイピング、メインハーネス、ABSユニットなどできる限りのパーツは新品に交換済み。内装では、ダッシュボードやエアコンユニットはもちろん、ボディではメンバーなどもすでに交換済みだという。

「最後にボディのレストアをするつもりなのですが、その時のために各モール類やウェザーストリップは、全部新品パーツを用意してあります」

誰もが目を奪われる美しさの秘訣は、河村さんの徹底した新車戻しへのこだわりだったのだ。

12

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS