エンドレス初!? 東京オートサロンの展示の目玉はミニバン
2024年1月12日~14日に開催された東京オートサロン2024において、エンドレスのブースで驚いたのは、現行型40系のトヨタ「ヴェルファイア」が展示されていたこと。オートサロンのエンドレスブースで、ミニバンが展示されたのはおそらくこれが初めてだ。
40系アルヴェルに合わせて専用のキットを新開発
30系でもキャリパーキットは用意されていたが、40系の登場に合わせて専用のキットを新開発。その名も「アルヴェル6」。Racing MONOシリーズと同じ素材を鍛造した6POTのキャリパーで、ヘビー級のミニバン=「アル・ヴェル」でフル乗車したときでも、ブレーキに不安がないキャパシティを持たせている。展示車の40ヴェルファイアのフロントには、φ380のローターが入っていた。
同時にリアブレーキには電動パーキングブレーキ付きの純正キャリパーを活かした、インチアップキットを用意。40ヴェルファイアの純正リアローターはφ317(1ピース)だが、このキットを装着することで、φ355の2ピースローターにインチアップが可能。オリジナルのインチアップステーと補強を入れただけなので、シンプルかつ信頼性は抜群だ。
大径ホイールに合わせたドレスアップ効果も得られる
前後のブレーキともに、一応ホイールサイズは18インチ以上となっているが、大きなキャリパーを避けることを考えると、純正の19インチホイールでは厳しい。スポーク裏にスペースに余裕のあるホイールとの組み合わせがマストとなる。
ちなみにエンドレスのデモカーが装着していたのは、エンケイのRS05RR FORGED(21インチ×8.5J-38/プロトタイプカラー)。
もっともアルヴェルオーナーなら、ホイールは交換している人も多いだろうし、逆にインチアップした結果、純正ブレーキではスカスカ感が目立ち、それがネックになっていた面もあるので、アルヴェル6のような本格的なブレーキキットで大容量化が図れれば、ドレスアップ効果もプラスになって、一石二鳥の効果がある。
またこのヴェルファイアには、GROW製のダウンスプリングとGRエアロパーツ、フジツボの左右出しマフラー(試作品)も装着されていて、ブレーキキットのアピールだけでなく、全体的なドレスアップ・チューニングとしても、ひとつのお手本といえる仕上がりになっていた。