基本ファミリーカーだけど、スポーツ走行も見据えて進化中
どうしてもE30のM3がほしい、と思っていた新谷さん。いいクルマを買うのならいい整備をしてくれるところで相談するのが一番と思い、アクティブカーズへとおもむいた。そのつながりからE30クラブのメンバーの中でクルマを手放す、という人を知り、個人売買というカタチで手に入れたのがこの1987年モデルのM3だった。
当然状態は非常によく、エンジンもノーマル状態。現状の仕様としては、ビルシュタインB12サスキットが装備され、ホイールはE36用のBBS RSを履いている。
「基本はファミリーカーとして使っているのですが、将来的にはスポーツエボリューション仕様にしてみたいです」
ダイレクトイグニッション化と4連スロットル化したエンジンを搭載
整備でアクティブカーズに通っているうちに、アクティブカーズ小川代表の愛車のカスタマイズに憧れ、同じようにすればより現代的な使い勝手になるということからさまざまに手を加えてきた村田さん。
エンジンはダイレクトイグニッション化と4連スロットル化をし、LINKで制御をしている。こうすることでアイドリングは普通、レスポンスは鋭いという、乗っていて気持ちのいいパワーユニットが実現できる。
富士スピードウェイや筑波サーキットも走る、ということから、ブレーキはストップテック製キャリパーと2ピースのスリットローターを装備。ブレーキパッドはアクティブカーズでもおすすめの制動屋製を使用していて、サスペンションはアクティブカーズオリジナルの車高調サスキットとした。
15年くらい前、走るのが愉しいクルマがほしいということから、ポルシェ「カレラ2」とM3で悩んでいたそうで、そのときは維持費の面からこのM3を選んだのだが、いまとなってはM3にしておいて良かったと思っているそうだ。ちなみに今後は、そろそろヤレてきたボディ塗装をペイントしなおすことを計画中。まだまだM3との生活を続けていく予定だ。