1/1スケールのカスタムを実践
山際さんは坂本産業ハコスカ ZERO 4が「1号車」で、自身の愛車であるWONDERハコスカ 山際バージョンが「2号車」であるとも話してくれたが、記念すべき1号車の近くにオーナーの坂本さんがいたので、誕生した経緯を伺ってみた。
「ハコスカはトータルで5台所有しました。2000GTとか2000GT-Xですね。長きにわたって所有してきた中で、いつもこういうカスタムがいいかも、とイメージしていて、このスタイルは3年前に完成させました。ベース車は1972年式の日産スカイライン2000GTです」
坂本さんは事業のひとつとして坂本産業車両部というセクションを展開しており、そこでクルマ関連の修理やレストアなどを行っているのだという。その坂本産業車両部で仕上げられたのが、このハコスカ ZERO 4というわけだ。
「小学生の頃に街道レーサーという名のシャコタンのプラモデルがあって、それを何個も作りました。でも、どの商品も理想とするスタイルと少し違っていたので、自分で加工したプラバンを完成したプラモデルに付けてカッコよくしていましたね。ハコスカ ZERO 4も同じノリで造ったもので、いま坂本産業車両部で1/1スケールのカスタムを実践しているということです」
坂本産業車両部、WONDER、尾林ファクトリーという3社による1/1スケールカスタムがすっかり軌道に乗っているので、今後の新展開に期待することにしよう。