東京オートサロンのブリッドは2つのコラボモデルが話題に
毎年、東京オートサロンの会場で新製品を発表している、スポーツシートメーカーのブリッド(BRIDE)。2024年1月12日~14日に開催された東京オートサロン2024では、しげの秀一氏による人気漫画『MFゴースト』とのコラボモデル「ZETA Ⅳ REIMS MF GHOST」と、グッドスマイルレーシングとのコラボモデルの第2弾「ZETA Ⅳ レーシングミク2023 Ver.」が発表され話題を集めていた。
ともにフルバケットシートの主力ZETA Ⅳがベース
いずれもブリッドのフルバケットシートの主力モデル「ZETA Ⅳ」がベースで、ZETA Ⅳ REIMS MF GHOSTは、スウェード調の生地で仕立てられ、背面はシートレールのステーまで覆い、FRPのシェルがフルカバーされるデザインに(シートバックプロテクターを用意しなくても保安基準適合)。
そしてちょうどバックレストの高さに、「MF GHOST」のロゴが前後両面に刺繍されていて、これが最大の特徴になっている。
作品の中で、主人公 片桐夏向が駆る赤いトヨタ「86GT」をイメージし、PVCレザーの赤のカラーラインが入っていて、86のインテリアとの調和も図られていた。
なお、このZETA Ⅳ REIMS MF GHOSTは、「86」にちなんで限定86脚(17万6000円/消費税込)なので、原作の人気を考えると、競争率は高いはず。『MFゴースト』ファンは早めにオーダーを入れた方がいいかもしれない。
イラストの色味の再現と縫製にこだわり抜く
また競争率といえば、グッドスマイルレーシングのコラボモデルZETA Ⅳ レーシングミク2023 Ver.も気になるところ。
去年、「ミク」にちなんで39脚限定で発売したEUROSTER Ⅱ レーシングミク 2022Ver.は、あっという間に完売となり、悔しい思いをした人も多かったはず。
それを踏まえて、第2弾となるZETA Ⅳ レーシングミク2023 Ver.は、同じ限定販売でも、2024年1月15日~3月31日の期間限定で販売することが決定。数量限定ではないので、期間内に申し込めば誰でも購入可能だ(22万円/消費税込)。
シートの表皮カバー全体にレーシングミク専用のデザインパターンを採用し、背面にはトリダモノ氏の手による大きなイラストをプリント。
コンピュータ上のデータではなく、生地にプリントしたときに、正確な色味を表現するのにブリッドも苦労したとのことで、レーシングミクの髪の毛などの再現性にはかなりこだわった逸品になっている。また縫い合わせのつなぎ合わせなども苦心しただけあって、ファンも納得のクオリティに仕上がっているはず。
ブリッドとして初のステアリングも発売予定
その他、伝統的工芸品「西陣織」の技術を用いて織りあげたカーボン素材「NISHIJIN CARBON」を使用した「西陣カーボンステアリング」も初公開。ブリッドとしては初めてのステアリングパーツで、今年4月、GR86/BRZ用から発売予定だ(13万2000円/消費税込)。