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西部警察とスーパーシルエットの夢の競演! 日産12代目「スカイライン」ベースの「スーパーシルエット ポリス」を作ったのは学生たちでした

国際情報工科自動車大学校がコンセプトカーを展示

2024年1月12日~14日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された東京オートサロン2024にて、福島県に所在する国際情報工科自動車大学校のブースで「スーパーシルエット ポリス」が展示されていた。その詳細をお届けしよう。

2008年式の12代目スカイラインがベース車

1983年に東京エキサイティングカーショーとしてスタートした当初はチューニング・ドレスアップショップの出展がメインだったが、1990年代後半から自動車メーカーも大々的にブースを展開。昨今は、ハイクオリティなコンセプトカー、独創的なチューニングカーおよびドレスアップカーの共演を楽しめるようになっている。

今回も、大手自動車メーカー、名の知れたチューナー、そして、自動車学校といった出展者がワクワクドキドキできるクルマを披露したが、福島県にある、自動車、情報、ゲーム、ドローン、建築、電気、放射線の7分野を学べる国際情報工科自動車大学校も素晴らしいコンセプトカーを展示した。

そのクルマの名は「スーパーシルエット ポリス」で、往時に長谷見昌弘選手のドライブで大活躍した日産「スカイライン スーパーシルエット」と、派手な銃撃戦やカーアクションで大人気テレビドラマとなった西部警察の劇中車である「マシンRS」を融合させたものだ。

大迫力のスーパーシルエット ポリスは東ホールと西ホールの間にある中ホールに展示されていたが、北ホールでの取材を終えた筆者が国際情報工科自動車大学校のブースに向かった際のルートが車両のリア側からだったので、巨大なオリジナルGTウイングをパッと見た瞬間に

「あー、6代目スカイラインをイジったクルマが展示されているのね」

ぐらいのことしか思わなかった。

しかし、フロント側に回りこんでみてビックリ。なんと、2008年式の12代目スカイラインがベース車(福島日産が提供)だったのだ。ただ単にスカイラインスーパーシルエットと西部警察を融合させただけではなく、その解釈やスタイルやベース車を近代化させ、現代に復活させていたわけである。

1980年代の興奮をもう一度

学生たちの年齢では当然のことながらスカイラインスーパーシルエットや西部警察をリアルタイムで見ていないので、どうしてこのテーマを選んだのか伺ってみた。

「みんなで話し合って、パトランプやルーフミサイルを装備していますが、外装がスカイラインスーパーシルエットで、内装が西部警察になっているスーパーシルエット ポリスを造ってみよう、ということになりました。2023年の10月上旬から学校の中で造り始め、年内に完成しました」

参考までに展示プレート(説明板)に書かれていた車両製作コンセプトも記しておくと、下記のようなニュアンスであった。

「旧車好きのメンバーが多く、昔懐かしいクルマを造りたい! 現代のクルマでスーパーシルエットを造ろう! というアイデアから製作をスタート。令和のスーパーシルエットVer. Western Police V36型スカイラインクーペで、誰もが憧れたあのシルエットカーと西部警察のマシンRSを融合し、現代風にアップグレード。1980年代の興奮をもう一度! たくさんの方々に懐かしんでもらえるように学生のアイデアを形にしたコンセプトカー。」

学生たちの世代には新鮮で、スカイラインスーパーシルエットや西部警察をリアルタイムで観ていたオジサン世代には懐かしいと感じられたようだ。

 

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