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19歳双子姉妹がルノー「8ゴルディーニ」でラリーに挑戦!「将来は、ヒストリックカーも対応できるメカニックになりたいです」

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TEXT: 奥村純一(OKUMURA Junichi)  PHOTO: 奥村純一(OKUMURA Junichi)

  • 2台並んだルノー8、井戸田姉妹の1967年式は右ハンドル
  • ゼッケン10、姉妹の乗るルノー8ゴルディー二もスタートラインに並ぶ
  • 2010年、両親と参加していたときの井戸田さん姉妹
  • 幼少期より知るルノー8ゴルディー二仲間の丸山さん夫妻と談笑する双葉さん
  • 増設された補助灯がゴルディーニの証、ラリームードを演出してくれる
  • 足もとはコスミックのホイールにミシュランXASという組み合わせ
  • マフラーはデビル、心地よいサウンドを奏でていた
  • GORDINIのロゴも誇らしげだ
  • RRのレイアウト、後ろに1255ccにツインキャブレターエンジンを搭載
  • 右ハンドルのインパネ、イギリス仕様車? もしくは正規の日英自動車モノか!?
  • お芋の重さ当てクイズなどもあり、エントラントをリラックスさせてくれる
  • ミルキーウェイでスタッフの姿を見てきたからか? 大学で学祭などの運営企画をするサークルに所属、将来はそうした道へ進みたいという双葉さん(右)
  • キャブレターのフロート室の蓋を増し締めする葉月さん、ヒストリックカーの整備もできるメカニックを目指す
  • 伯方島にあるチェックポイントを目指す姉妹のルノー8ゴルディー二
  • パーティーでテーブルチームでのクイズを楽しむ姉妹
  • 2人が何より嬉しかったというGood Run Nice Fight賞を受賞
  • 姉妹での初参加、そして双葉さんにとって初ナビゲーションで堂々の15位というラリーの結果であった
  • 姉妹での初参加、そして双葉さんにとって初ナビゲーションで堂々の15位というラリーの結果であった
  • 来年の再会を誓い合い2日間の楽しいラリーは散会となった
  • 2023年ミルキーウェイ・ブルーアイランドラリー、スタート地点久万高原公園に集まったエントラント
  • 久万高原公園ではスタートまでの間、準備に余念のないエントラントたち
  • 2023年ミルキーウェイ・ブルーアイランドラリー、スタート地点久万高原公園に集まったエントラント
  • 2023年ミルキーウェイ・ブルーアイランドラリー、スタート地点久万高原公園に集まったエントラント
  • スタートを待つエントリー車両たち
  • 石鎚山の鳥居を潜ろうとしているのは丸山さんのルノー8ゴルディー二
  • 四国カルストのワインディングロードを駆け抜けるオースティン・ヒーレー・スプライト
  • トヨタスポーツ800、トライアンフTR4Aが四国カルストのワインディングロードを駆け抜ける
  • アストンマーティンDB6、ロータス エランが伯方島にあるチェックポイントを目指す
  • 2つ並んだ紅白お餅? ではなくシムカ ラリー2とルノー8S
  • 2023年のゴールは今治市にあるタオル博物館駐車場、ルノーアルピーヌA110、シトロエン2CVがフィニッシュ
  • 2023年のゴールは今治市にあるタオル博物館駐車場、オースティン ヒーレー スプライト、トライアンフTR3Aがフィニッシュ
  • 2023年のゴールは今治市にあるタオル博物館駐車場、トヨタ スプリンタートレノがフィニッシュ
  • 2023年のゴールは今治市にあるタオル博物館駐車場に設置されたミルキーウェイ ブルーアイランド ラリーのゲート
  • 2023年の優勝は京都市からアルピーヌA110で参加の松田さん夫妻
  • 四国カルストのワインディングロードを駆け抜ける姉妹のルノー8ゴルディー二
  • 2010年、両親と参加していたときの井戸田さん姉妹
  • 双子の姉妹が思い出いっぱいのファミリーカー、1967年式ルノー8ゴルディーニでクラシックカーラリーにチャレンジ

小学生から家族で参加していた「ミルキーウェイ」ラリーに、姉妹だけで初参戦

四国路を舞台にしたヒストリックカーによる「ミルキーウェイ ブルーアイランド ラリー(以下ミルキーウェイ)」が2023年11月11日~12日に開催された。この地で長く続いているイベントということもあり、ほとんどが約30年の歳月とともに齢を重ねたエントラントたち、その中に元気いっぱいの2人の女の子を見つけた。

ルノー8ゴルディーニは物心ついたころからあるファミリーカー

フレンチブルーの1967年式ルノー「8(ユイット)ゴルディーニ」(以下ゴルディーニ)にカメラを向けると、即座に笑顔でポーズを決めてくれたのは、井戸田葉月さん&双葉さんの双子の姉妹だ。

「このゴルディーニは物心ついた時から家にある、私たち姉妹にとってはファミリーカーであり、憧れのクルマでもあります。そのゴルディーニを運転して大好きなミルキーウェイに出ることができ、とても嬉しいです」

と葉月さんが言えば、

「小さい頃から家族で参加していたミルキーウェイですが、初めての姉妹での参加、少し不安もありますが感慨深いですね」

と双葉さん。姉妹にとって、幼少期より両親と参加していたミルキーウェイは特別な思いが詰まったイベントなのだ。

「初めて参加したのは小学校1年生の時で、その時はずっと寝ていたので覚えていませんが(笑)、今回で9回目のミルキーウェイです。そういえば四国に渡るフェリーで配線が燃える事件もありました! ラリーもすごく楽しいのですが、パーティでの企画やスタッフのトークの面白さ、たくさんの思い出があります」

「シートがふかふかで、たしかにとても寝やすかったね」

と姉妹。

今回エントリーをしてから、初めてゴルディーニの運転を練習した時は、発進にも手間取ったという葉月さんだが、「ゴルディーニを運転するようになるなんて……」「2人で参加するのもいい経験だね」という両親の言葉も嬉しかったそうだ。

今回の競技は葉月さんがドライバーで、コマ図を読むナビは双葉さんと、それぞれ役割分担しながら2日間の四国路を楽しむ。

葉月さんは自動車大学校でメカニック目指して勉強中

多くのエントラントが談笑しているチェックポイントでエンジンルームを開けて、キャブレターの蓋にガソリンの滲みを見つけ、増し締めをする葉月さん。聞けば親元を離れ現在、自動車大学校の1年生だという。

「家のクルマが故障しても直せるようにメカニックを目指してるんだよね」

と、隣り合わせたゴルディーニ仲間で、幼少期からの姉妹を知る丸山さんが冷やかす。

「故障といえば初めてナビをしたのは5年前の中学2年生の時だったんですけど、初日2位という好成績で大喜びしていたのですが、2日目にセルモーターが壊れてクルマが動かなくなった残念な記憶は残ってますよ」

と葉月さんは笑う。

はたして丸山さんの言うように、時折見せるヒストリックカーならではのトラブルが、葉月さんがメカニックを志す理由になったのか、話を聞いてみた。

「中学生の時、初めて見に行ったスーパーGTで、ドライバーよりもメカニックの姿がカッコよく感じたのがメカニックを志した理由です。将来は、ヒストリックカーも対応できるメカニックになりたいですね。そして、私自身が小さい頃からヒストリックカーのある生活を楽しんでいたので、その魅力をメカニックとして多くの人に伝えられるようになりたいです」

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