4年で5万キロを走行
2023年10月に富士スピードウェイCGパークP2駐車場で開催された「ラリーファンミーティング」。イベント名に「ラリー」が冠されていることもあり、ラリーベース車両となったモデルも多く見られました。その中でもシンプルな仕様でキレイにまとめられた車両のオーナーの“なるちゃん”さんに話を聞いてみました。
子育てが落ち着いて購入
なるちゃんさんがこのスバル「インプレッサWRX STI」を手に入れたのは約4年前のこと。ちょうど子育てが落ち着き、もう一度クルマ趣味に戻ろうと思い購入を決意した。探した条件は5ナンバーのクーペ、駆動方式はFRか4WD。そのような条件で合致したのがこの1998年式のインプレッサ「WRX タイプR STIバージョンV」だったそうだ。なるちゃんさん自身は関東在住だが神戸まで車両を引き取りに行き、自走で帰ってきたそうだ。
購入後はDIYでのカスタマイズを楽しんでいるようで、ネットオークションなどで購入した中古パーツを自走で取りに行くことも。そんなこともあってか、購入時に23万kmであった走行距離は、現在28万kmとなっている。
各種カスタマイズポイント
装着したパーツの中でも自慢なのがリアウイングだ。これはSTIパーツなのだが、現在では希少なアイテムとのこと。ちなみにこのウイングも自走で引き取りに行ったそうだが、こちらも神戸から引き取ったと話してくれた。何かとこのクルマは神戸に縁があるのかもしれない。
他にもクスコ製の車高調を装着したり、マフラーを交換したりとDIYで数々のカスタマイズを行っているが、他の人とは違うこだわりがホイールだ。純正16インチを装着するGC8型のインプレッサWRX STIだが、多くのユーザーは17インチへとインチアップすることが多い。この個体も当初は17インチホイールを装着していたそうだ。
しかし、なるちゃんさんはインチアップしたくないというこだわりから、16インチホイールを探してきて装着。ホワイトカラーのホイールが好きという理由で装着しているのは懐かしのダウンヒルスペシャルだ。タイヤサイズは前後とも205/50R16の純正サイズ。今どき純正サイズを装着しているGC8も珍しいかもしれない。
これからも大切に乗っていきたいとのことだが、約4年で5万キロを走ったことを考えると、大切に保管したままということはきっとないだろう。今後は全国各地からどんなパーツを自走で引き取りに行くかも楽しみにしたいところだ。