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いま注目の「パワステがまごおり」とは? 128台のスカベンジャーラリー参加車両はなんでもありだから楽しい!

この日3回行われたラリーカーのデモランにはGRカローラとスバルWRXが登場。ドライブシャフトが折れてしまったということで、カローラは2回目で途中退場

3月に開幕する全日本ラリー選手権第1戦の舞台で開催

2024年1月21日(日)、愛知県南部の三河湾に面した蒲郡市で2回目の「パワステがまごおり」が開催となりました。パワステがまごおりは、一般公道で法定速度を守りながら、市内のチェックポイントを周る「スカベンジャーラリー」に、「ラリーカーデモラン」や「はたらく車大集合」といったイベントも組み合わせたものです。

自然豊かな海も山も楽しめる観光都市で開催

その開催地となる蒲郡市は愛知県の中央部に位置し、南側が三河湾に面し、北側には桑谷山などをめぐる三河湾スカイライン(県道525号 蒲郡環状線)を持ち、自然豊かな海も山も楽しめる観光都市となる。

マリンリゾート施設「ラグーナテンボス」やテーマパーク「ラグナシア」、そして「ボートレース蒲郡」などもあり、西浦温泉、三谷温泉、形原温泉、蒲郡温泉という4つの温泉街もある街。この「パワステがまごおり」は市の中心部である「ラグーナビーチ(大塚海浜緑地)」で開催となる。ちなみにこの3月に開幕する全日本ラリー選手権第1戦「Rally三河湾2024(3月1日〜3日開催)」の舞台でもある。

「目指せ! ニッポンのモンテカルロ」をキャッチフレーズに、2023年に第1回目が開催されたわけだが、その初めての大会では、サプライズでモリゾウことトヨタ自動車の豊田章男社長も登場して盛り上げに協力をしていた。

近年のクラシックカー・ラリー・ブームの高まりや、周辺では2年連続でラリージャパンが開催されていることもあって今回のスカベンジャーラリーには、応募多数で受付終了を待たずして募集を締め切るほど。

今回のスカベンジャーラリーのチェックポイントには、蒲郡みかんの産地ならではの「蒲郡オレンジパーク」、ミニサーキットの「スパ西浦モーターパーク」、そして「ボートレース蒲郡」、「竹島駐車場」の4か所を、主催者が用意した課題などをクリアしながら規定の時間内でめぐることとなっている。

当初上限100台で募集され、その後追加で枠を増やしたこのスカベンジャーラリーには、最終的に128台がエントリー。対象車両は、クラッシックカー、スポーツカー、ラリーカー、さらには普通乗用車となんでもありの設定だ。

パトカーや消防車などの展示も行われた

残念ながら雨の降る悪天候に見舞われた2024年1月21日(日)。会場となるラグーナビーチには早朝から参加車両が集結した。冷え込みもなく、お昼ごろまで残っていた雨が上がると、多くの市民が会場に足を運んでいた。

会場には、トヨタ自動車、三菱自動車工業、TOYOTA GAZOO Racing、JAF、中部電力などが様々な体験コーナーを用意する。さらに地元のNTP名古屋トヨペットやHyundai Citystore名古屋などのディーラーも出展し車両を展示した。

プログラムとしては「愛知県警察音楽隊」によるスペシャルコンサート、「はたらく車大集合!」と題して、パトカーや消防車などの展示、会場に隣接する港から出航する「クルージング体験」、WRCのコースを激走する「ドライビングシミュレーター体験」なども行うことができた。

また2023年に引き続いて今回もラリーカーデモランが行われ、GRカローラやスバルWRXが走行した。その2台のステアリングを握るのは、2023年の全日本ラリー選手権JN1クラス・シリーズ2位の勝田範彦選手と、同選手権JN2クラス・シリーズ2位の三枝聖弥選手。デモランがスタートする時点で雨は上がっていたものの、会場は激しい水たまり混じりのヌタヌタ路面。ステアリング操作もアクセル&ブレーキ操作もなかなか思うようにならないといいながらも激しいデモンストレーションランを行ってくれた。

蒲郡市の鈴木寿明市長は次のようにコメント。

「まずこの第2回パワステがまごおり、無事故での開催ができました。ほんとうにありがとうございました。あいにくの雨で運転も大変だったと思います。しかしながら、だれひとり笑顔を忘れることなく出発をしていただきました。ブース出展の多くの企業の皆様、そして支えていただいた多くのボランティアの皆様に、心から感謝申し上げます。3月1から3日には全日本ラリー選手権のRally三河湾もこの蒲郡で開催されます。ぜひ成功に導きたいと思っておりますので、今後とも皆様のご理解とご協力をお願いします」

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