e-4ORCE 全輪駆動システムを搭載
日産自動車の欧州部門は、山岳救助のニーズに合わせて大幅に改良されたエクストレイル e-4ORCE を開発し、この冬、独自のe-4ORCE テクノロジーの全輪駆動の強みをヨーロッパのスキー場に導入します。その詳細を見ていきます。
回生制動力を1/10,000秒単位で緻密にコントロール
エクストレイル マウンテン レスキューは、スノートラックに履き替えることで、滑りやすいゲレンデで確実なトラクションを提供する。また、負傷したスキーヤーをスキー場まで搬送できるように、担架を設置できるように後部座席を取り外した。医療従事者は運転席の後方で、後ろ向きに着座する。
他にも、担架とスノーショベルを運ぶための特注のルーフラックが追加された。サイレン、点滅するライトバー、強力なライトがルーフとボンネットにも装備される。フロントとリアのフェンダーは拡幅され、フロントのバンパーはウインチを搭載。牽引フックがフロントとリアのバンパーに追加される。車高は230mm引き上げられ、乗降を容易にするフットボードがサイドに装備される。
エクストレイル マウンテン レスキューは、先進的な電動ツインモーター「e-4ORCE」全輪駆動システムを搭載。各4輪のグリップ限界を算出しながら駆動力、回生制動力を1/10,000秒単位で緻密にコントロールしているため、スリップしやすい雪道の下り坂などにおいても、不安なく走行することができる。