R32を買いに行って運命の出会いを果たす
19歳の時からDR30に乗り続けている藤浪寛徳さんだが、この個体は5台目。もらい事故や若気の至りなどいろいろなことがあり、その度にDR30を買い直してきたが、23歳の時「R32GTーRを買おう」と決意しディーラーにいったところ、たまたまこのRSターボCがあって「これはもう運命かも」ということで買ってしまったそうだ。
チューニング内容はTo4RタービンをセットしF-CON V PROで制御。エンジン内部もカム交換などをおこなってはいるが、基本コンセプトはコンビニに買い物にいけるくらい使いやすいクルマ、というもの。ラジエーターをアルミ製ではなく真ちゅう製3層としているのも、渋滞時や低速走行時にアルミより真ちゅうのほうが冷える、ということからだ。
乗り心地面で大きなポイントとなるサスペンションは、オーリンズ製車高調を採用。なにかあったら困るということで2セット持っていたが、いま装備しているのはラストの1セット。
インテリアには懐かしいデザインのニスモのフルバケとステアリングを装備し、速度計はウルトラのメーターをベースにギアとタイヤ外径の偏差を入力して正確に表示。タコメーターも含めてこの状態で公認を取っている。
FJ20のヘッドをあえて黒としたのは「だれにも染められない、なににも染まらない」という藤浪さんの想いの表現からだそうだ。