日本初上陸、世界限定62台のカリナン“ブルー・シャドー”
今回のオープニングセレモニーに際して、ショールーム内の「ガレリア」には、ロールス・ロイス・モーターカーズ横浜が日本国内の顧客に初めて納車するというBEVモデル「スペクター」と、鮮やかなブルーの「ゴースト・ブラックバッジ」も展示されていたが、もっとも注目を集めたのは、日本では初登場となる「カリナン・ブラックバッジ・ブルー・シャドー」が新ショールームとともにお披露目されたことである。
ブラック・バッジ・カリナン・ブルー・シャドーは、地球の大気圏と宇宙空間との目に見えない境界線「カーマン・ライン」の海抜高度が62マイル(約99km)であることへのオマージュとして、ロールス・ロイスのトップデザイナーたちが62台限定で製作したリミテッドエディション。
今回、英グッドウッド本社からオープニングセレモニーに参加するために来日した、欧州およびアジア・パシフィック担当「ヘッド・オブ・ビスポーク」のクリストファー・コーデリー氏いわく、ブルー・シャドーは無限の宇宙へのオマージュを体現したものとのことである。
ボディを彩るペイントには、シャンパンゴールドとブルーのクリスタル粒子を配合し、スターダストを表現。パンテオン型ラジエーターグリルや、バンパーのインサートに施されたサテンブラック仕上げは、宇宙船に用いられる黒い耐熱タイルを表現しているという。
いっぽうロールス・ロイスの真骨頂であるインテリアでは、ビスポークのデザイナーたちによる創造性が大いに表現されている。フェイシアやドアのインナーインサートには、宇宙から見た地球をモチーフとした円弧がデザインされているほか、同じモチーフを引用したルーフライニングは、初めて光ファイバーの「星」を白とブルーの2色使いとした「スターライトライニング」によって星空が描かれる。
そしてシートでは、レザーに施したパンチング穴の大小で陰影を表現し、あたかも絵画のような表情が映し出されているのだ。
ロールス・ロイス・モーター・カーズ横浜
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい4-2-1
営業時間:10:00 – 19:00
定休日:水曜日
TEL:045-680-4500
https://www.rolls-roycemotorcars.com/yokohama/ja_JP/showroom.html