市販化に近いものが多数存在
さらに、アステローペブラック塗装されたパーツとターコイズブルーを使用したパーツは、今後販売化する予定であり、来場者の声を集めて小さなパーツから随時展開していきたいとのこと。実際にターコイズブルーは、レヴォーグ レイバックのホイールやサイドスカートに採用されているので、市販化は早そうだ。
サイドモールはマグネットが付けられるプレートになっており、ゴムを掛けて物を挟んで収納したり、マグネットのボタンをつけて、ゴムの掛け方を変えたりできるようになっている。ゴムもマグネットも市販品をあえて使用するなど、ユーザーが取り入れやすい工夫が凝らされている。コンセプトモデルには手袋やタオルが掛けられており、実際の使用シーンがわかりやすく演出されていた。
フロントグリル上部は、LEDライトが仕込まれており、「SUBARU」のロゴも設けられたコンセプトモデル専用アイテムが装着されていた。ボンネットには、太陽の日差しからの照り返しを防ぎ、眩しさを軽減するフードデカールを装着していた。こちらは純正オプションアイテムとなる。ルーフには、アメリカのブランド「YAKIMA」とコラボレーションし、270度開くオーニングを設置。話を伺った部品用品本部相澤惇さんは、次のようにコメント。
「スバルは乗っていただいて、性能の良さを感じてもらい、また乗りたくなるようなクルマ作りを目指しており、キャンプギアアイテムひとつひとつも、実際に我々が使ってみて、本当にオススメできる良い物を選んでいます」
あらためてユーザーの気持ちに寄り添った開発が行われていると実感した。オーニングにはハングバーガーという、磁石を挟んで取り付け、そこにランタンなどが掛けられる便利グッズも使われていた。クルマ専用にわざわざアイテムを揃えるのではなく、普段から使える物をクルマの遊びに使っていこうという思いもスバルにはあるそうだ。コンセプトモデルに使われたゴムやマグネットにも同じ思いが込められている。
足元には、TOYOタイヤのホワイトレター仕様のオープンカントリーA/T IIIに、北米専用車「ウィルダネス」の17インチホイールを組み合わせた。ホイールには、ターコイズブルーのアクセントがあしらわれており、ターコイズに塗装されている箇所はエアバルブの位置に合わせてカスタムしているそう。機能性とオシャレの両立が見事に完成されていた。なお、こちらのホイールは日本のディーラーでも購入可能なので、気になる方はぜひお近くの店舗で聞いてみよう。
今回のコンセプトモデルは、実現化や市販化に近いものが多数存在し、スバルファンにはたまらない1台だ。今後販売されるアステローペブラックのパーツの登場も、ぜひ心待ちにしたい。