コンパクトSUVがマイナーチェンジ
メルセデス・ベンツの人気コンパクトSUV「GLA」「GLB」のハイパフォーマンスモデル「メルセデスAMG 35」がマイナーチェンジ。「M260」エンジン搭載モデルにマイルドハイブリッドシステムが備わり、両SUVにも“電動化”モデルが登場することとなりました。
ハイパフォーマンスモデルから“電動化”
メルセデス・ベンツはコンパクトSUV2車種のハイパフォーマンスモデル「メルセデスAMG GLA35 4MATIC」「メルセデスAMG GLB35 4MATIC」をマイナーチェンジ、2023年12月21日より販売した。
GLAは2020年に2世代目となる現行型にモデルチェンジ、使い勝手のよいサイズや初代よりSUVらしいスタイルに仕立てられたコンパクトSUV。その上級モデルとなるGLBは2020年に新登場、全長4650mmの比較的コンパクトなサイズながら、3列7人乗りの広い室内空間を実現した。背が高くスクエアなスタイルも魅力となっている。両モデルのハイパフォーマンスバージョンとなるメルセデスAMG 35シリーズの先代はGLAが2020年10月、GLBが2021年1月とほぼ同時期に登場。
最高出力306ps/最大トルク400Nmを発揮する2L直4ターボエンジン「M260」を搭載、足まわりを専用セッティングとしオンロードでの走行性能を高めている。素早いシフトのデュアルクラッチトランスミッションのAMGスピードシフト8速DCTが組み合わせられ、前後100:0〜50:50でトルクを連続可変配分する4WD(AMG 4MATIC)を装備した。また、ハイパフォーマンスだけでなく、快適性にも優れているのも特徴となっている。
新型のポイントは電動化。従来からの「M260」エンジンに、スターターとジェネレーターを兼ねるモーター「BSG(ベルトドリブン・スタータージェネレーター)」と「48V 電気システム」を備え、マイルドハイブリッド仕様となっている。回生ブレーキなどにより発電された電力を約1kWhのリチウムイオンバッテリーに蓄電し、エンジン始動や加速などを最大トルク160Nmの動力でアシスト。燃費低減はもちろん、パワートレインの総合性能を向上させる。