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片側20センチのブリスターフェンダー! トラストがターボ化したBMW「M3」のカスタムメニューとは

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

  • 見るからにマッチョなスーパーワイドボディキット
  • フロントスポイラーの形状はDTMを意識した作りになっている
  • US鍛造ニュートレイルSCD3ピースホイール
  • グリーンとベージュのアルカンターラ生地でコーディネイト
  • ブリスターフェンダーの出幅は、最大で片側20cmを超えているという
  • サスペンションはアメリカで圧倒的なシェアを誇るエアリフト製を装着させている
  • 車両製作全般についてはムーンテックが担当
  • リアウイングもDTMカー的な作りといえる
  • エンジンルームは、アメリカンカスタムに習って配線を隠して綺麗に魅せる工夫を施しているのもポイント
  • フロントスポイラーの形状はDTMを意識した作りになっている
  • ブリスターフェンダーの出幅は、最大で片側20cmを超えているという
  • フロントバンパー越しに前置きインタークーラーをチラ見せ
  • エンジンチューンについてはトラストがマネージメントを含めたすべてを担当
  • 大幅パワーアップを狙ってボルトオンターボ化

超ド派手なBMW E36 M3

東京オートサロンのトラストブースで異彩を放つBMW E36「M3」を発見。過激にワイドボディ化されたスタイルに加え、フロントバンパー越しに前置きインタークーラーをチラ見せ。さらにエンジンルームを覗くとタービンまでセット装着。この気になるクルマの正体はいかに……。

プロ集団が持てる力を結集して作った1台

毎年、様々な話題を提供してくれるトラスト。今年は国産車ばかりでなく、輸入車にも力を入れ、本気度満点なBMW E36 M3を展示していた。

詳しい話を聞いてみると、この車両はインポートカスタムショップとして有名なムーンテックがイギリス人カーデザイナーKyza氏とタッグを組んで計画したものとわかった。

まず、LTOという外装パーツを得意とする会社がボディキットを製作し、エンジンチューンについてはトラストがマネージメントを含めたすべてを担当。それぞれの得意分野で最高のパフォーマンスを発揮して完成させた渾身の1台ということだった。

総合プロデューサーであるムーンテックの新井さんはAMWの取材にこんな話をしてくれた。

「今回のE36M3製作については、ウチの呼びかけによって実現したものです。ベース車はムーテック所有ではなく、実はお客さんのクルマになります。今回の計画を話したら、快く車両を提供してくれたので、オーナーの期待を裏切らないクルマとして、また、ショーカーとしてレベルの高い1台を目指して完成させました。

それぞれのメーカーが専門分野で腕を振るってもらった中で、ムーンテックが担当したのは、車両製作全般になります。エアロパーツの取り付け、ペイント、内装パーツの張替えを含めたコーディネイト、そしてサスペンションチューニングを行いました。

このボディキット自体はイギリス本国に1台だけ色違いのモデルがありますが、日本では未発表で今回の東京オートサロンが初披露になります。ですから、ワールドモデルとして表現するなら、全世界でたったの2台しか存在しない希少車ということになりますね」

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