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片側20センチのブリスターフェンダー! トラストがターボ化したBMW「M3」のカスタムメニューとは

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

片側20センチのブリスターフェンダー!

カーデザイナーKyza氏によるアグレッシブなエッジの効いた造形は、DTMマシンを意識したデザインとのことだが、DTMカーの特徴はサイクルフェンダーであり、このM3ではブリスターフェンダーになっている。フロントとリアの造形はDTM風といえるので、フェンダーについてはオリジナリティあふれる造形と言えるだろう。

見るからにマッチョなスーパーワイドボディキットと呼ぶにふさわしいブリスターフェンダーの出幅は、最大で片側20cmを超えているという驚きだ。そして、どっしりと構えたスタイルを作り出すタイヤは315サイズでホイールは18インチ13.5J(オフセット-53)というから凄い。

気になっている方もいると思うが、一見ホイールはモデナっぽく見える。だがこれは、US鍛造ニュートレイルSCD3ピースホイールということ。リムがポリッシュ化されているところがポイントとのことだが、個人的には、E36が現役で走っていた頃を感じさせるホイールデザインがナイスだと感じる。

ボルトオンターボで大幅パワーアップ

E36 M3Cがベースとなっているので、3.2L 直6NAエンジンがオリジナルだ。そのパワーユニットに対して、エンジンチューンを得意とするトラストは大幅パワーアップを狙ってボルトオンターボ化を決行。専用EXマニホールドを製作しTD06-25Gタービンを装着できるように製作。さらに、ワンオフでサージタンクを含めたインテーク回りも作り直し、最大効率を求めるチューニングを施している。

内装も凝った作り込みがほど施されており、全体のイメージをボディカラーであるブリティッシュグリーンに合わせて、グリーンとベージュのアルカンターラ生地でコーディネイト。このアルカンターラだが、本来設定のない色だったため、専門業者にお願いし、カラーサンプルから生地を染めてもらって作ったそうだ。

また、レカロシートも同様に生地を張り替えて全体の統一性を持たせていた。

* * *

各分野のプロフェッショナル達が集結し、それぞれが妥協しない本気のストリートカスタムを楽しむと、こんなにも素晴らしいクルマが完成するというお手本のような1台。

直感的にカッコイイと思える圧倒的なオーラを放っていたE36 M3。きっとキーをひねってエンジンをかけた瞬間の排気サウンドはシビレるに違いない。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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