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2024年、STIのモータスポーツが熱い! ニュルブルクリンク24時間レースは今シーズンでラストチャレンジです

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TEXT: 今泉 史(IMAIZUMI Aya)  PHOTO: AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)

  • スーパーGT GT300クラスに参戦するSUBARU BRZ GT300
  • 空力面のアップデートを図ったエアロパーツを随所に装着
  • 大型リアウイングはモータースポーツ車両ならではの大迫力
  • 昨シーズンマシンから空力性能をアップするために形状をブラッシュアップしている
  • BRZ STI performanceにも採用されていた、光を反射するシルバーのルーフ
  • ひと回り大きくなった翼端版の効果やいかに!
  • 桜の花びらがコンシーラーのモチーフ。勝利の花が咲くことを願う
  • 8名の精鋭メカニックが所属する店舗名のステッカーも貼られていた
  • ディフューザーは迫力満点のバックスタイルを叶える
  • レース参戦マシンの内臓を間近で見られるのはイベントならではの絶好のチャンス
  • 空力を考えてデザインされた蛇腹のようなダクト
  • 今回初の試みとしてスマホアプリゲームの「アズールレーン」とコラボしている
  • 市販車をベースにしているので、他のレースマシンよりもルックスはおとなしめだ
  • 特徴的なボンネットダクト
  • 昨シーズンより導入したニュータイヤ、ブリヂストン・ポテンザRE-12D
  • カーボンパーツを各所に用い、軽量化を図る
  • 市販車に先駆けてMT車用のアイサイトを搭載している
  • 空力パーツはリアガラスなどの細部にまでわたって開発されている
  • トランクスポイラーの跳ね上がりは、効果的なダウンフォースを生む大切な部分
  • カラーリングは青年のエネルギッシュな力をイメージした爽やかな色使い
  • BRZ STI performanceにも導入されていたスワンネック形状のウィングのステー
  • スバルの若き20代のエンジニアが担当したこだわりのメーター
  • ニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦のSUBARU WRX NBR CHALLMGE
  • スーパー耐久シリーズに参戦するBRZ CNF Concept
  • 王座奪還となるシリーズチャンピオンを目指してチーム一丸となって臨む

シリーズチャンピオンを目指すのみ!

スバルと同社のモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル株式会社(STI)は、2024年1月12日(金)から14日(日)まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「東京オートサロン2024」にて、2024年シーズンのモータースポーツ参戦体制を発表した。詳細をお届けしよう。

SUPER GT 300クラス

GT300クラスでは、2021年に初のシリーズチャンピオンを獲得してから2022年、2023年とチャンピオンの座を退いていたBRZ GT300。今シーズンは王座奪還を目指してレース展開を進めていく。チーム総監督に小澤正弘氏が就任し、チーム運営は「R&D SPORT 」が担当。R&D SPORTの澤田稔氏が監督を務める。ドライバーは井口卓人選手と山内英輝選手の2名体制と2023シーズン同様の体制だ。

今シーズンからGT300クラスにカーボンニュートラル燃料が導入される予定となっているが、それに合わせたセッティングをし、準備は万端とのこと。

見た目に大きな進化はしていないが、空力面のアップデートとタイヤパフォーマンスを最大限に引き出すセッティングを施し、優勝へ向けチーム一丸となって闘う。

話を伺ったのは、STI広報宣伝部の田邊陽介氏は次のようにコメント。

「昨シーズンは優勝を逃したものの、粘り強くポイントを重ねるレースができたと思っています。速さは十分持っていると自負していますので、シリーズチャンピオンに向けて皆様のご期待に応えられるよう、チーム全員が優勝へベクトルを向けて頑張ります。ご声援をいただけたらと思います」

スバルのモータースポーツではお馴染みの、井口選手と山内選手の最強コンビの活躍に期待したい。

ニュルブルクリンク24時間レース

ニュルブルクリンク24時間レースは、今シーズンも辰巳英治総監督、沢田拓也監督が就任し、SP4TクラスにSUBARU WRX NBR CHALLENGEで挑む。ドライバーは、カルロ・ヴァンダム選手、ティム・シュリック選手、佐々木孝太選手、新たに久保凛太郎選手を迎えた4名で闘う。これまでスバルのモータースポーツを幾度となく勝利へ導いてきた辰巳総監督は、今シーズンでラストチャレンジとなるため、チームの優勝への意気込みはいつも以上に熱くなっているだろう。

2024年マシンは、WRX S4をベースにした2023年参戦車両に、WRX S4 STI sport# PROTOTYPEにも導入された前後異形ホイールを装着し、ドライバーの意のままに走れる走行性能を持たせた。また、ボンネットやフェンダー、テールランプ周りにガーニーフラップを追加し、空力性能の向上も図っている。リヤウィングの翼端版は2023年のマシンと比較し、ひと回りほど大きく形状を見直し、より空気の流れを整流する効果を得られているそうだ。

マシンのラッピングにはチェリーレッドの桜の花びらをモチーフにしたデザインが施され、「桜咲く」とゲン担ぎの思いが込められていた。今回も全国のSUBARU販売店から選抜された精鋭メカニック8名がチームに参加し、レースをサポートする。

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