ソリッドホワイトにこだわりアリ
実はでろきちさんにはスバル「インプレッサ」、GRBのA型スペックC、ソリッドホワイトにこだわって探した理由がある。ラリーファンであり、カルロス・サインツの大ファンであるという。マイカーをレプリカ仕様にするならば、当然カルロス・サインツが乗っていたマシンを再現したいところだ。キャリアの中で多くのラリーマシンをドライブしてきたカルロス・サインツだが、でろきちさんはフォード「フォーカス」時代のカラーリングを再現することに決めた。
そこでベースとなる車両でこだわったのが「ハッチバック&ソリッドホワイト」という条件だ。そうなると歴代WRX STIで必然的にターゲットとなるのはGRB型のA型(初期)になる。WRX STIの中でもハッチバックはGRBにしか用意されていないが、A型にこだわった理由はボディカラーだ。ソリッドホワイトとなるピュアホワイトは基本的に初期型にしか用意されていないので、後のモデルとなるとパールホワイトとなってしまう。レプリカベースとなるからこそ、ボディカラーにこだわりたかったのだ。
フォーカス時代のマルティニカラーをはじめ、ライトポットやウイングなどWRCを彷彿とさせるパーツが装着されているが、このクルマは普段使いのファミリーカーとしても活躍しているそうだ。5ドアハッチバックという利便性の高いボディスタイルも活躍できる理由なのだろう。
今後はこのままの仕様で距離を伸ばしていきたいそうだが、
「目標は地球から38万キロ先の月まで超えたいですね!」
と語っていた。今後も“月を目指して”全国各地の峠を旅することだろう。