カメラマンのリアルな愛車を紹介
2023年10月8日、富士スピードウェイCGパークP2駐車場で「ラリーファンミーティング」が開催されました。当日はラリーシーンでの活躍をイメージさせる様々なモデルが集結しましたが、そんなモデルに乗るのは参加者だけではありません。オフィシャルカメラマンを務めていた佳吾さんもマイカーのプジョー「106ラリー」に乗って会場へ来ていたのです。詳しく見ていきましょう。
106歴は20年以上
若き日に読んだ自動車雑誌で106ラリーの存在を知り、その楽しそうなドライブフィールに憧れたという佳吾さん。106の前期型のデザインが好きとのことで、最初に所有した106(XSi)から数えると106歴は20年以上に及ぶそうだ。相当な106フリークであることは間違いない。
「本当はフランスで開催された106の30周年イベントに愛車で行きたかったんだけど、コロナやスケジュールの都合で叶わなかったんです……」
と語っていた。取材日に乗ってきていた106ラリーは以前一緒にサーキット走行をよく楽しんでいた友人から受け継いだもの。助手席側のドア内側にはその友人と一緒に楽しんでいた、フレンチカップというフランス車を中心としたサーキットイベントのステッカーが貼られていた。
FF車ながらテールハッピー
106フリークな佳吾さんだが、その魅力はどこにあるのだろうか? 先に前期型のデザインが好きだと紹介したが、その中でもリアのテールランプの形がお気に入りのポイントとのこと。そんなお気に入りのテールランプの上には良い状態で純正ステッカーが残されていて、大切に乗り続けられていることが窺える。デビル製のマフラーも当時のものだ。
そしてそのドライブフィールもお気に入りなのだという。106ラリーはFF車ながら、とてもお尻を振りやすいテールハッピーだと語る。以前は別の106ラリーで北海道の雪上ドライビングも楽しんでいたとか。
この個体は106としては速いと教えてくれた佳吾さんだったが、これまでに複数台の106を所有してきた経験者ならではの視点だ。また、外装の状態もキレイだったので、そのような点も購入をする決め手になったという。ちなみにロールバーやフルバケットシートなどが装着され、ヤル気に満ちあふれた車内となっているが、これは前オーナーが装着していたもの。
現状維持で外装をキレイに
取材日の富士スピードウェイは雨も降り、少し前まで「暑い」と言っていたのに、一気に冷え込むようになったてきていた。佳吾さんはこの106の車検を2023年4月に取得したが、そこからは暑さで乗れない日々が続いたのだとか。やっと涼しくなってきたのでまたこの106を稼働させる季節がやってきたと、嬉しそうに語ってくれた。残念ながら夏場は環境的になかなか乗れないそう。これからは時折この106ラリーに乗りつつも、現状維持で外装をキレイにしていきたいとのこと。
きっと今後も佳吾さんのカーライフのそばには106があることだろう。次回、フランスで106のメモリアルイベントやミーティングがいつあるかは分からないが、そのときにはきっと日本から愛車の106で参加してくれるはずだ。