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19歳女子、マツダ初代「ロードスター」で初体験!「想像以上のステアリングの軽さにビックリしました」【令和女子旧車に乗る】

19歳女子、マツダ初代「ロードスター」で初体験!「想像以上のステアリングの軽さにビックリしました」【令和女子旧車に乗る】

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: 宮越孝政(MIYAKOSHI Takamasa)

  • 1989年式ユーノス ロードスターと佐々木藍咲さん
  • この個体はマツダが徹底的なレストアを施した最初期型
  • ユーノス ロードスターは世界的な大ヒットとなり、数多くのフォロワーを生み出したオープンスポーツカーの歴史的名作
  • 19歳の女性レーシングドライバー佐々木藍咲(ささき らみ)選手
  • ノーズにはユーノスのエンブレム
  • リトラクタブルヘッドライトは歴代ロードスターの中でも初代のみの装備
  • ナンバーステーまで美しいコンディション
  • サイドミラーもピカピカ
  • クロームパーツもクリーンだ
  • ユーノス ロードスター純正の7本スポークホイール
  • タイヤも復刻されたもので、ブリヂストンタイヤSF325 185/60R14
  • ユーノスブランドのバッジが歴史を物語る
  • 燃料キャップも綺麗なものが付いている
  • オープン時はトノカバーを装着する
  • レーシングドライバーをする傍ら、普段はフォーミュラドリフトジャパンを運営する会社である「MSC株式会社」に勤めるという、公私ともにクルマ漬けの生活を送る
  • 復刻されたソフトトップ。リアスクリーンはイタリア製
  • ビニールのリアスクリーンとトップ部分を別々で開ける必要がある(俗に言うNA開け)
  • 1.6L直列4気筒DOHCエンジンは120ps/14.0kg-mのスペック
  • エンジンルームの細部まで美しく復刻された
  • エンジンルームの細部まで美しく復刻された
  • エンジンルームの細部まで美しく復刻された
  • もちろんクーラーは現代のR134a仕様とされている
  • リアのトランクルーム
  • スライドコントロールの練習でNB型ロードスターに乗っているが、オープン状態でのドライブは初体験とのこと
  • 新車さながらにレストアされたコクピット
  • アナログの速度計は180km/hまで刻まれる
  • 冬のオープン走行でもヒーターを使えば「頭寒足熱」で露天風呂のように快適
  • オーディオユニットも当時の純正品
  • 3ペダルの脇にはフットレストも備わる
  • 5速MTのシフトノブ。サイドブレーキレバーは助手席側に配置
  • センターコンソールには鍵付きのボックス
  • ウインドウの操作スイッチはセンターコンソールに配置
  • ユーノス ロードスターのシート
  • シンプルなドアパネル
  • 「ウインドウのスイッチがセンターに集約されていて、サイドブレーキが助手席側にあるのはNBと同じなんですね。コンパクトな車内でうまくスペースを使う工夫を感じます」
  • 「乗り心地が良くてびっくりしました。これだったら普段から手軽に乗れるというか、だれでも苦労が少なく乗れる感じですね」
  • もしもマイカーにしたら? と聞いてみると「快適な乗り心地も素敵ですが、もっとシャープな印象を出したいので、車高調を入れたいですね!」とのこと
  • 「カワイイ! っていうのが第一印象ですね。とくにリトラクタブルヘッドライトを上げるとよりカワイイです」

平成元年デビューした国産オープンスポーツの傑作、ユーノス ロードスター

近年は旧車ブームも相まってか「旧車が好き」という若者が増えています。しかし、実際に若者が旧車を見たり、触れたり、乗ったりするという機会は少ないのも事実。そこでAMWでは、旧車好きな19歳の女性レーシングドライバー佐々木藍咲(ささき らみ)選手に旧車へ乗ってもらい、若者の新鮮な視点からインプレしてもらうことにしました。今回は、日本が世界に誇るオープンカーのヒット作、マツダの初代NA型「ユーノス ロードスター」です。

マツダ渾身のレストアを受けたオリジナル度の高い個体に試乗

富士スピードウェイで開催されている女性だけのモータースポーツカテゴリー「KYOJO CUP」で2023年シーズンに4輪レースデビューした佐々木さんは、旧車イベントに参加したことをSNSに投稿するほど、根っからの旧車好きだ。近年のレーシングドライバーは「レースという競走が好きで、クルマそのものはそこまで……」という選手も多いが、佐々木さんはプライベートでもマイカーのトヨタ「86」でサーキット走行を楽しむほど。

レーシングドライバーをする傍ら、普段はフォーミュラドリフトジャパンを運営する会社である「MSC株式会社」に勤めるという、公私ともにクルマ漬けの生活を送っている。

そんな佐々木さんに今回はマツダが所有するユーノス ロードスターを運転してもらった。1989年式のこの個体はNAロードスターの歴史の中でも初期型に当たるモデル。マツダがレストアして万全の体制で管理している個体で、世界的に見てもオリジナルをキープしているユーノス ロードスターの中ではトップクラスのコンディションと言える。

なんと言ってもリトラがカワイイ!

極上コンディションのユーノス ロードスターを見た佐々木さんの反応はこれまでの旧車とはちょっと違うものであった。

「カワイイ! っていうのが第一印象ですね。とくにリトラクタブルヘッドライトを上げるとよりカワイイです。ヘッドライトはボディサイズに対してやや大きな印象があるのですが、それもカワイイと感じるポイントに繋がっているのかもしれません」

じつはスライドコントロールのトレーニングのため、モータースポーツのサポート活動も行っている埼玉県のカーショップ「starfield(スターフィールド)」の2代目NB型ロードスターを借りて練習しているという。NAの室内に乗り込むと共通点に驚いていた。

「ウインドウのスイッチがセンターに集約されていて、サイドブレーキが助手席側にあるのはNBと同じなんですね。コンパクトな車内でうまくスペースを使う工夫を感じます。違いと言えば、NBはトリップとオドがデジタル表記でNAはアナログなので、ここは何だか懐かしさを感じるポイントですね」

長いアンテナはちょっと気になるかも

内外装に関してはちょっと変更したいポイントもあるようで……。

「アンテナが長いままなのは何だか少し不格好というか、スマートじゃない印象を受けますね。あんまりこんなアンテナのNAって見ないような気もするんですが……」

佐々木さんと同じことを思ったNAロードスターオーナーは多かったのか、じつはショートアンテナ化はNAロードスターでは定番カスタムだったりする。むしろオリジナルでアンテナが残っている方が珍しいかもしれない。

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