オープンドライブ初体験! シンプルに楽しい!
これまで試乗してきた旧車の中でも、最もオリジナル度の高い状態をキープしているユーノス ロードスター。まだ10代の佐々木さんに、1.6Lである素のNAロードスターはどんなふうに感じられたのだろうか?
「まず、これまで運転させてもらった旧車が重ステだったので、ステアリングの軽さにビックリしました。走りはじめると、構えていた以上に軽くて第一印象に色濃く残るくらいです。あとは乗り心地が良くてびっくりしました。もっとスポーツカーらしいハードな印象なのかなと思ったのですが、これだったら普段から手軽に乗れるというか、だれでも苦労が少なく乗れる感じですね」
そして、ロードスターの特徴的なポイントのひとつであるオープンドライブも体感。スライドコントロールの練習でNBを使用していても、オープンで走ったことはないとのことで、これがオープンドライブ初体験だという。
「何というか、オープンドライブはシンプルに楽しいですね! 今まで無かった感覚なので、子どものようにはしゃいでしまいました。あと、最初は空調の操作方法がわからなかったので、寒いと感じていました。でも、カメラマンさんにヒーターを教えてもらったらすごく快適でしたね。“冬のオープンドライブは露天風呂みたいだよ”っていろんな人が言っていたのがわかりましたよ!」
ソフトトップの進化に思いを馳せる
初めてのオープンカーにテンションが上がっていた佐々木さん。しかしオープンにする苦労もあるのだなと感じたそうだ。
「後から知ったのですが、このクルマはオリジナルそのままなので、ビニールのリアスクリーンとトップ部分を別々で開ける必要があるんですね(俗に言うNA開け)。今のオープンカーなら、ガラスのリアスクリーンなので手動でも素早く開けられますが、オリジナルのNAのソフトトップだと結構手間だなと感じました。そう思えば、ソフトトップも進化しているんですね」
初期のビニールのリアスクリーンを今でも装着しているNAロードスターは珍しい。張り替えでNBのソフトトップにしたり、NAでもガラスのスクリーンを備えたソフトトップに変更していることがほとんどだ。
もしNAロードスターをマイカーにしたらどうする?
これまで乗った旧車たちに比べて、ユーノス ロードスターは現代的であまり苦労なく乗れた印象だったそうだが、30年以上前のクルマと聞いて驚いていた様子であった。そんな佐々木さんに「もしもマイカーにしたらどうしたい?」と聞いてみた。
「快適な乗り心地も素敵ですが、もっとシャープな印象を出したいので、車高調を入れたいですね! 見た目も重要ですし!」
佐々木さんの旧車試乗は今後も計画中。次回はどんな旧車をドライブするのか? お楽しみに。
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