スイスのスピード違反は罰金が高い!
ステルビオ峠を上っている際には、後部座席のポテトチップスの袋が爆発する音が聞こえました(笑)。頂上では助手席に置いていたパンの袋がパンパンに膨らんでいて、今にもはち切れそうな勢いです。いつものことなのですが、低気圧でパンパンに膨らんだ後に、平地に戻ってしぼんだパンやお菓子を食べると、風味が格段に落ちていておいしくないのですが、それはナゼ?
ステルビオ峠から自宅までのルートでは、途中にスイスとオーストリアを通過し4カ国を跨ぎますが、走行するのはたった約270kmなのです。ドイツへ帰るにはいくつかのルートがあるのですが、この日は日没を迎える少し前の20時半頃に頂点からスイスの峠経由で自宅へ向かいました。
ステルビオ峠からイタリア側へ向かうと九十九折の連続! こちらはウンブライル峠といい、私の好きな道のひとつですが、薄暗い中ではなかなかスリリングですよ。そして、スイスは一般道にも高速道路にもオービスが多々ありますからドキドキです。
というのも……スイスのスピード違反の罰金は非常に高いのです。一度、市街地で6km/hオーバーで光らせてしまったことがあるのですが、120スイスフラン(約2万円)と記された罰金のお手紙が届いた事がありビックリしました。友人は1km/hオーバーという手紙が届き、40スイスフラン(約7千円)だったそうです。
スイスのことばかりに気を取られて、オーストリアに入国した直後に一般道でぼんやりしていたら10km/hオーバー、真っ暗闇の中で思いっ切り光らせてしまいました……。疲れていたとはいえ、気の緩みはダメですね。30ユーロ(約5千円)也。トホホです。
給油や休憩をしながら、ステルビオ峠からは日付が変わる前には自宅へ到着! 積雪の前の11月中にもう一度今年最後のドイツーオーストリアースイスー北イタリアのアルプス峠越えツアーをしたかったのですが、思いのほか急に寒くなり、10月中に積雪して通行止めとなってしまい、とても残念です。すでにいまから来年の春が待ち遠しくて仕方がありません。