心を掴まれたのは日本車でした
憧れのマイ・カーへの願望を抱く瀬戸内れもんですが、気になるクルマは外車ばかり。陽気なイタリア車は底抜けに明るくて楽しそうだし、イギリス車の紳士でクラシカルな雰囲気にも憧れる。ドイツ車の堅実なつくりにも……と揺らいでばかりですが、2024年1月12日~14日に開催された東京オートサロン2024で心を掴まれたのは日本車のコンパクトカー&軽カーでした。
日産京都自動車大学校 SETO
車名が瀬戸内れもんのSETOと重なり親近感が湧きました。こちらのSETOさん、日産京都自動車大学校 自動車整備・カスタマイズ科の学生が製作。このクルマのオーナーは、お洒落なカフェや都会のナイトライフを楽しむ6人家族の姉(22歳)と仮定してつくられたのだとか。
ベース車両はZ12型日産「キューブ」をセレクト。フロントフェイスとテールランプには「ブルーバード 410」用を装着しています。新旧をいい塩梅で組み合わせたスタイルから、オーナーのお姉さんはヴィンテージ古着と新鋭ブランドを組み合わせたファッションなのかな、と想像が膨らみます。ボディカラーはニュアンスカラーが絶妙で今の気分にぴったり。ちなみに大阪オートメッセ2024にも出展予定で、自走で会場入りするとのこと。道中見かけたら超ラッキーです。
ダムド リトル・デルタ
カスタムカー×文化を提案するダムドからスズキ「ジムニー」「ジムニーシエラ」のボディキットが登場しました。そのなかから気になったのが真っ赤なボディの「リトル・デルタ」。1980年代を彩ったヨーロピアンスポーツの面影を纏ったスタイルで、ホイールはイタリアのホイールメーカー、OZ Racing社とのコラボで当時のレトロなデザインを再現。センターに入ったストライプにラリーファンは心がくすぐられるのではないでしょうか。
トヨタ iQ GRMN スーパーチャージャー
TOYOTA GAZOO Racingでは、豊田章男会長の愛車であるトヨタ「iQ GRMN スーパーチャージャー」が展示されていました。iQをベースにTOYOTA GAZOO Racingがチューニングを施したモデルで、全国限定100台として2012年に販売された貴重なクルマです。小さくてかわいらしい顔なのにスパイスの効いたマイクロレーサーをコンセプトにつくられた、まさに羊の皮を被った狼。ギャップにときめきます〜。
さらにフロントグリルに装着されたレッドカラーのエアロがブレーキキャリパーのカラーと統一されていてカッコいいです。