クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CLASSIC
  • ホンダ初代「シティ」に惚れ込み40年!「ターボ I」と「カブリオレ」に「モトコンポ」も2台持つホンダ愛いっぱいのオーナーとは
CLASSIC
share:

ホンダ初代「シティ」に惚れ込み40年!「ターボ I」と「カブリオレ」に「モトコンポ」も2台持つホンダ愛いっぱいのオーナーとは

投稿日:

TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/ngasgraphix)

  • ホンダ シティ カブリオレとオーナーの大手久幸さん
  • 大手さんにとって2台目の初代シティはカブリオレを選択。1984年に登場し、ピニンファリーナが幌を設計したことでも有名
  • カブリオレは、ターボIIに採用されたオーバーフェンダーを標準装備していた
  • 小型者ながら大人4人が同乗できて、しかもオープンカー。このサイズ感と開放感がたくさんのユーザーに支持された理由
  • 幌を折りたたんだ姿とロールバーの存在感がカブリオレならでは
  • ノーマルでは「CABRIOLET」のステッカーが貼られているが、大手さんは換装したエンジンに合わせて「TURBO II」へと変更
  • ノーマルではバンパー部は樹脂の黒のままだったが、「ターボII」のようにボディ同色へ塗装。これも大手さんのこだわり
  • ホイールはレイズのボルクレーシングTE37の14インチを装着。タイヤもダンロップDIREZZAを選び、走りを楽しめる足まわりに
  • ステアリングはMOMOへ変更
  • シートもフロントはレカロに交換している
  • 「カブリオレ」は収納時の幌のデザインも可愛らしい。カバーの劣化が少ないのも印象的だった
  • 大手さんのカブリオレには、このボンネットの下にターボII用エンジンを搭載している
  • 初代シティと言ったら「モトコンポ」もセットなのが定番スタイル。こちらも綺麗に仕上げている

過激なターボやカブリオレと、バリエーション豊富だった元祖トールボーイ

初代ホンダ「シティ」は1981年にデビューしました。あの頃、多感な幼少期を過ごした方々は、当時テレビで流れていた「シティ」のCMを見て、“ムカデダンス”をマネして遊んだ人も多いでしょう。イギリスのスカバンド、マッドネスの“in the city”という楽曲の軽快なリズムに合わせて踊るメンバーと、“FF 1200cc”、“20.0km/L” というキャッチフレーズ。そして、街に佇む赤い「シティ」。あれから40年以上の時間が経っても、このCMが当時のお茶の間に大きな衝撃を残しました。この時に愛車を手に入れて以来、今でも所有し続けるオーナー、大手久幸さんとその愛車「シティ カブリオレ」をご紹介します。

経済性に優れた可愛い小型車

「ネオクラシックホンダミーティング2023」の会場には、たくさんのホンダ「シティ」が参加していた。小型車で居住空間を確保するための屋根が高いデザイン。いわゆるトールボーイと言われるスタイルは、現代では軽自動車も含めて一般的な外観だが、「シティ」が発売された当時は斬新だった。しかも、排気量1200ccで車重はたったの655kg。最初に登場した67psのNAエンジン搭載車で、20.0km/L(当時のメーカー公表値)という驚異的な高燃費とあのキャッチーなCMで、瞬く間に大ヒットした。

しかもその翌年の1982年にはさらに低燃費仕様の「EI」、ターボチャージャー付きの「ターボ」、ハイルーフ仕様の「マンハッタンルーフ」が登場。1983年にはインタークーラーターボを搭載した「ターボII(ブルドック)」、1984年にオープン仕様の「カブリオレ」と、1986年の生産終了まで、累計31万台を超える販売台数を記録したホンダの大ヒット商品だった。

雑誌のスクープ情報を見て、正式発表前にディーラーに駆け込んだ

このイエローの「カブリオレ」のオーナー、大手久幸さんは、もう1台の愛車「ターボI」を1982年当時に新車で購入し、今でも所有しているそうで、この「カブリオレ」と共に2台の初代「シティ」と「モトコンポ」で、ネオクラシックなカーライフを楽しんでいる。

「発売当時から欲しかったんですが、ちょっと様子を見ていたんです。その後、雑誌でシティターボの記事を見かけて、それに試乗したくてディーラーに駆け込みました。でも当時の担当者は、そんな情報はまだ入ってきていないから、そもそもクルマは無いと(笑)。私はどうしても欲しくて、発売されるという予測の元で、ディーラーに予約を入れてきました。そのおかげで、私が住む長崎県内で最初に納車してもらえたのです」

勇み足での新車予約だったものの、結果はオーライ。そして、そこからが今に至るまで「シティ」との長い付き合いがはじまったのだ。その後、この「カブリオレ」も入手。こちらは1984年式で、エンジンはノーマルのNAから、ターボII用のインタークーラーターボ付きへと変更。可愛らしい見た目とは対照的に、オープンカーでも楽しい走りが楽しめる仕様にバージョンアップしているのだ。

12

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS