本田宗一郎のカリスマ性とF1ブームでホンダの虜に
そもそも大手さんが「シティ」に興味を持つきっかけとなったのは、ホンダというメーカーが魅力的だったからだ。
「創業者の本田宗一郎さんの情熱や、アイルトン・セナのF1での活躍。友人がS800を所有していて、それに乗せてもらってエスハチの楽しさも実感しました。そういういろいろな影響から、ホンダが好きになっていきましたね」
ちなみに、ホンダ党としての誇りは、日常使いの車両が現行「シビック」であることからも、よく理解できるだろう。もちろん、「シティ」オーナーにとっては必然でもある「モトコンポ」も所有。この日は、友人達と共にミーティング中に「モトコンポ」でプチツーリングに出かけるなど、イベントを全力で楽しんでいたのが印象的だった。
「本当はね、モトコンポには興味がなかったんです。だから、当時は購入していないんですよ。でも、シティといったらやっぱりコレが無いといけんということで、知人から譲ってもらいました。一時期は2~3万円の格安バイクだったのに、今ではゼロがひとつ増えちゃいましたからね。部品取りと合わせて2台ありますが、これも大切にしないと!」
「ターボI」と「カブリオレ」、2台の初代「シティ」は、ホンダ愛に溢れるオーナーさんの元で大切にされているのだ。