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バブル時代の3代目「プレリュード」が人生初のクルマ。5代目に乗り換えて18年のホンダ党は「一生手放すことはないです」

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/ngasgraphix)

クルマに無関心だったことが、古いクルマへの先入観を無くした!?

「当時、3代目プレリュードは不人気で値段も安かったので、また同じクルマに乗ろうかとも考えました。しかし、せっかく買い替えるのに、同じというのもどうかと。ホンダは好き。でも、人と同じクルマはイヤ。そこで知らないなりにいろいろと調べた結果、この5代目がお買い得だと気付いたのです。しかも、3代目よりは年式が新しいなと(笑)」

1981年生まれで現在42歳になる江嵜さんが、この5代目を入手したのは24歳の頃。愛車は1996年式だったため、購入当時で約10年落ちの個体だった。しかし、その前に所有していた3代目と比べたら、「最新のクルマ」。それも、これを購入する大きな理由のひとつだったそうだ。

「元々クルマに興味が無いまま3代目プレリュードに乗っていたため、古いクルマは壊れるという先入観が無かったのです。でも、5代目を手に入れてからこの17~8年の間に、エンジンからのオイル漏れなどのトラブルはありました。でも、乗り換えたくなかったので、それもしっかりと修理して、こうして元気に走らせています」

酷い時には、500km走行ごとに、1Lのオイルを継ぎ足したこともあったという。乗る前にオイル量を確認。減っていたら継ぎ足す。こんな生活をしばらくは繰り返していて、

「僕がクルマを停めた所は、オイル染みができるのですぐに分かりました(笑)」

という状態だったのだとか。また、外装もクリアが剥げるなどしたため、部分的に鈑金修理をしている。

「このプレリュードも古くなってしまい、今後も大切にしたいので、日常の足グルマとして軽自動車を手に入れました。でも、一生手放すことはないです!」

クルマに興味が無かった男子が、いつの間にか、立派なクルマ好きへと変化していった。あの時、3代目「プレリュード」を譲った江嵜さんの父親は、今のご子息の姿を見て、ニンマリとほほ笑んでいるのかもしれない。

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