ベースとなるトヨタ ヤリスの進化に合わせブランニュー
光岡自動車が手がけるミツオカ・ブランドのロングセラーモデル「ビュート」シリーズの最新モデル「Viewt story(ビュート ストーリー)」は、シリーズ4代目モデルとして2023年9月に登場しました。事前の予約受付もあり、当初から大量のバックオーダーを抱えてのスタートとなりましたが、そのビュートストーリーが一部改良されることになりました。
先進安全装置の機能などが拡大された
ビュートは、ジャガー「マークII」をモチーフにしたコンパクトカーとして1993年に登場。ベースモデルとなった日産「マーチ」がK11から、K12、K13型へと進化をするたびにビュートもモデルチェンジを行ってきた超ロングセラーモデルだ。1台1台手作りに近い製造ながら、これまでの3世代で1万300台以上もの車両が販売されてきた。
日産マーチの国内販売終了に伴い、4代目はベース車をトヨタ「ヤリス」に切り替え、4ドアセダンモデルではなく5ドアハッチバックモデルとして進化。車両名も「ビュート」ではなく「ビュート ストーリー」となっている。もちろんモチーフは変わらずで、丸型ヘッドライトやハート型のグリルなどビュートらしさはきっちり残っている。
ヤリスをベースとしたことで、ビュート史上初のハイブリッドモデルもラインナップに加わり、エンジンは1L、1.5L、ハイブリッド、トランスミッションはCVTと6速MT、駆動方式はFFと4WDおよびE-Fourから選択できるようになった。
グレード展開は12種類となり、さらにボディカラーは12色の中から選べ、内装色はシート生地色とインパネ加飾パネルの同色セットで8色を用意。ボディカラーと内装を自由に組み合わせることが可能となっている。
今回は、2024年1月に行われたトヨタ ヤリスの一部改良に伴い、このビュート ストーリーの改良点も同様に先進安全装置の機能拡大のほか、「マルチインフォメーションディスプレイ」の大型化、「スマートエントリー&スタートシステム」の全車標準装備化などとなっている。
また価格も322万5200円(1Lガソリン/2WD/CVT、消費税込)から451万円(ハイブリッド/E-Four/電気式無段変速機、消費税込)と値上がっている。この一部改良モデルは2024年2月1日(木)より発売が開始されている。