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実車の85%サイズとなるベントレー「ブロワージュニア」が欧州初公開! クラシックカーでありながら最新のEVの魅力とは

ベントレーの全車と同じ厳格な基準で700個の部品から構成された

ヨーロッパでの初展示となる

1929年型「4.5リッタースーパーチャージド・ベントレー」を85%のスケールで再現した「ブロワージュニア」がパリのレトロモビルクラシックで展示されました。以前、ペブルビーチのショーで初お披露目されたクルマですが、今回がヨーロッパでの初展示となります。ブロワージュニアとはどのようなクルマなのか改めて見ていきます。

アイコニックな4.5リッターブロワーのオマージュ

ブロワージュニアは「チャージドベントレー」へのオマージュとして、ベントレーのヘリテージコレクションとオックスフォードシャーにあるザ・リトルカーカンパニーとのユニークなコラボレーションとして製作された車である。

ベントレーの全車と同じ厳格な基準で700個の部品から構成された電動式ブロワージュニアは、「4.5リッターブロワー」を85%の縮尺で忠実に再現し、公道走行も可能である。

ブロワージュニアは、48V電気パワートレインと20bhp(15kW)のモーターで構成され、全長3.7メートル、全幅1.5メートルのこのタンデム2シーターの最高速度は、英国およびEUでは時速72キロ(米国では法規制により40km/h)、1回の充電で105km(65マイル)の走行が可能という。

忠実に再現されたブロワージュニアは、公道での使用を想定して設計され、フロントマウントのスーパーチャージャーハウジングには充電ポートが装備、電気モーターはリアアクスルをまたぐように取り付けられている。その他、かつての燃圧ポンプはドライブモードセレクターとして再利用され、ステアリングホイールはオリジナルと同じようにロープが巻かれている。

遊び心のある都市型モビリティ

今回、ブロワージュニアは、クラシックカーカレンダーの中でも重要なイベントのひとつであるレトロモービルでヨーロッパデビューを飾った。このイベントは2024年1月31日~2月4日にパリ万博ポルト・ド・ヴェルサイユで開催されたものだが、このようなショーを通じて、ヴィンテージでありながら最新EV車両であるこのような遊び心のある都市型モビリティが、自動車マニアに受け入れられることを強く期待したい。

AMWノミカタ
レトロモービルは1976年から毎年2月にフランス・パリで開催されるヨーロッパでは伝統的なクラシックカーショーである。果たしてこのブロワージュニアがクラシックカーか? と問われるとやや疑問も残るが、クルマを楽しむ、もしくはクルマ文化を継承するという意味においてこの車の展示が叶うのはヨーロッパのクルマ文化の懐の深さゆえなのではないだろうか。

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