マニアックなこだわりぶり
「親がBMWユーザーだったこともあり、18歳で免許を取って以来ずっとBMWです。E36を3台乗り継いで、2年ほど前にこの318iに辿り着きました」
このクルマを選んだポイントとしては”鮮やかな赤に惚れた”ということに加え”ホイールキャップであること”、”無塗装バンパーであること”など、マニアックなこだわりぶり。さらに字光式ナンバープレートやバンパーに装着されたコーナーポールなどの装備で、まさに1980年代トレンディドラマを彷彿させる佇まい。shakatakさん夫妻はおそらく、BMWと同じくらい1980年代も好きなのだ。
室内を見ればカセットデッキをはじめ、時代考証にも気を配ったガジェットの数々。そしてダッシュボードに置かれたカセットテープはイギリスのフュージョンバンド、シャカタク。当時一世を風靡したNight Birdsの旋律も懐かしく思い出される。
「基本的には普段使いで、たまにツーリングなどにも出かけます。旧いクルマは、自分の生まれるずっと前の時代の空気を感じさせてくれるタイムマシンのような存在です」
と語るshakatakさん夫妻。聞けば2人はまだ20代半ばという。”趣味のクルマ”は、まさに世代間のギャップを取り去るタイムマシーンなのだ。