660台の魅力あふれるカスタムカーが集結
いよいよ、本日(2024年2月10日)から3日間開催される関西最大級のエンターテインメント・モーターショー「第27回大阪オートメッセ2024」。今年は「オモシロイ・アシタ・ムゲンダイ」をキャッチコピーとして、過去最大となる出展社数(286社)/展示車両台数(660台)がインテックス大阪(大阪国際見本市)に集結。前日の搬入日にすべての号館を練り歩き。気になった車両/アイテムにカメラを向けてパシャリ。会場には東京とは異なる大阪ならではの“こてこて(濃厚)”なカスタマイズの楽しさが詰まっていた。ただし、このスナップは広い会場にあるほんの一部。クルマ好きなら盛り上がれること間違いないので、ぜひインテックス大阪まで足を運んでほしい!
出展者と来場者の距離が近いのが特徴
国内指折りのカーイベントである「大阪オートメッセ」のほかに、千葉・幕張メッセで開催される「東京オートサロン」がある。では、この2つのイベントは何が違うのか? 肌感で言えば、東京は「カーショー」であるが、大阪は「お祭り」だ。華やかな催し感ある前者に対して、後者は展示車両が平置きで、大きなショールームといった印象。
また、1年に1度のお披露目の場としてもショップが活用。お客さんとともに「メッセ目指してクルマ作ろうや」「メッセで目立とう、盛り上がろう」という感覚もあり、東京では見ることが少ない“やんちゃ”“ド派手”なクルマたちがあるのも大阪の特徴。
また、一世を風靡した「環状族」の文化を色濃く伝える平成時代のホンダ「シビック」や軽自動車のド派手なカスタマイズ車両が見られるのもオートサロンとは異なる点だ。とにかく、オールジャンルで幅が広く、しかも出展社とお客さん、そして来場者の距離感が近い。好き嫌いはあるが、自分の価値観でカッコよくしたいという志向が強いのが大阪のクルマ文化/カスタマイズだと強く感じる。
それは大阪の自動車産業が「モノづくりのまち」として発展したことも大きいかもしれない。とくに東大阪は自動車関連の金属加工業がさかんで、RAYS、WORKなどを筆頭に大小さまざまな企業/ショップが点在している。今もなおアルミホイール/マフラー/エアロパーツなどのアフターパーツが製造され、トレンドを発信し続け、カスタム市場を支え続けているのも大きいだろう。モノつくりの面白さを体験できるのも一つの魅力といえる。
近年は多くの自動車メーカーも数多く参入し、華やかな雰囲気を感じさせるブースも増えたが、大阪オートメッセの王道、根底にあるのは独自の“こてこて”。スタイリッシュではなく、ドロくさい感じなのだけれど、それも含めてオートメッセらしさ。大阪で言う「おもろいなぁ」というテイストで楽しむのが正解なのだ。
2024年も軽自動車からVIPセダン、スポーツカーやスーパーカーなど多彩な展示車両が目白押し。ぜひインテックス大阪に来場してほしい!