目的のインターチェンジを通り過ぎてしまった(行き先を間違えた)
うっかり出口を通り過ぎてしまった場合、その次のインターチェンジで降りて一般レーンに向かい、料金の精算前に料金所スタッフに事情を説明する。なおETCの利用者は、事前にETCカードをETC車載器から取り出したうえで、「一般」または「サポート」と表示のあるレーンに進入すること。あとは、料金所スタッフの指示に従えばOKだ。
一区間戻ることにはなるが、「特別転回」といって、スタッフの指示に従えば追加料金なしで当初のインターまでの料金で利用できる。
出口を通り過ぎたり目的地を間違えたからといって、本線上や料金所付近でUターンしたりバックをしたりするのは重大な違反行為なので、絶対にしないこと。なお、インターチェンジの構造等によっては、稀に対応できない場所もあることも覚えておこう。
前方車に遮られて高速道路上で停止した
高速道路の本線上で停車するのは非常に危険である。出来ればサービスエリアやパーキングエリア、非常駐車帯、最低でも路肩に避難して110番に通報。警察に指示を仰ぎながら窓を閉め、ドアにロックをかけ、警察官が到着するまで、車内に留まること。ドラレコがあればドラレコで撮影し、なければスマホなどで動画で撮影・録音をし、相手のクルマのナンバーも控えておく。
決して窓を開けず、ガン無視一択。高速道路上でクルマを止めるのは自殺行為であり殺人未遂でもあるので、まともに取り合わないこと。
こうしたケースでは、後続車に追突されるのが一番恐ろしい。ハザードを点滅させて余裕があれば発炎筒に火をつけ、相手の手が届かない場所の窓を少しだけ開いて、車外に投げ落とす(直後に窓は閉める)──のはいささかやり過ぎか……。
以上、5つのトラブルを想定してみたが、自分だけは大丈夫と思わず、日頃からもしもに備えたシミュレーションだけはしておこう。