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「アドバンレーシングGT」に17インチが追加! 摩耗しても静粛性が高くなった「アドバンdB V553」の性能とは

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)

  • アドバン・エイペックスV601が17インチから20インチまで出揃ってきた
  • アドバンdB V552の後継モデル「アドバンdB V553」は、2月からデビューする
  • 左から順にA052、ネオバ、エーペックスが並ぶ
  • 新作ホイールも展示された
  • StudieチューンのBMW M3
  • RZ IIIは、2024年の夏頃の発売を目指している
  • アドバンホイールの定番で、ロングセラーモデルだったRZ IIがモデルチェンジし、RZ IIIが登場
  • センターサークルは、TC-4SEの特徴でもあったダイヤカット処理が施され、アルミ面仕様に変更されている
  • スポークはリムフランジからセンターに向かって直線的に伸びている
  • RZ IIIは、2024年の夏頃の発売を目指している
  • GRカローラに標準装着されていた、アドバン・エイペックスV601
  • アドバンレーシングGTの17インチホイール
  • コンパクトスポーツ用のPCD100の4穴も設定されることになっている
  • アドバンレーシングの鍛造ホイールは、これまで18インチ以上に限られていたが、2024年の夏から、17インチバージョンも追加される
  • スポークにはアドバンレーシングGTのロゴが入る
  • 「アドバンdB V553」は、アドバンシリーズの中でも、プレミアムコンフォートタイヤの最上位モデルとして位置づけられる製品だ
  • StudieチューンのBMW M3とHARD CARGO JAPANのハイエースカスタムが目をひいた大阪オートメッセの横浜ゴムのブース

アドバンの定番ホイールがモデルチェンジ

2024年2月10日から12日までインテックス大阪で開催された大阪オートメッセ2024。StudieチューンのBMW「M3」とHARD CARGO JAPANの「ハイエースカスタム」が目をひいた大阪オートメッセの横浜ゴムのブースを紹介します。

摩耗後の性能に着目したタイヤも登場

まず編集部が注目したいのは、アドバンレーシングGTの17インチホイール。アドバンレーシングの鍛造ホイールは、これまで18インチ以上に限られていたが、2024年の夏から、17インチバージョンも追加される運びとなった。

マツダ「ロードスター」など、コンパクトスポーツ用のPCD100の4穴も設定されることになっていて、アドバンの17インチの鍛造を待っていた人には朗報だ。また18インチにすると、フェンダーの詰め折り加工が必要だったクルマも、17インチの追加は歓迎できる。

もうひとつは、アドバンホイールの定番で、ロングセラーモデルだったRZ IIがモデルチェンジし、RZ IIIが登場。センターサークルは、TC-4SEの特徴でもあったダイヤカット処理が施され、アルミ面仕様に変更されている。

アドバンサイドカットを施されたスポークはさらに大胆に広げられ、スポークはリムフランジからセンターに向かって直線的に伸び、そこからセンターサークルに向かって一気にコンケイブする新しいデザインを採用。こちらは2024年の夏頃の発売を目指している。

摩耗しても静粛性をキープ

タイヤは2024年2月から発売開始になった、アドバンdB V552の後継モデル「アドバンdB V553」が目玉だ。アドバンシリーズの中でも、プレミアムコンフォートタイヤの最上位モデルとして位置づけられる製品で、横浜ゴムとしては、はじめて摩耗後の性能に着目したタイヤになっている。とくに新品時だけでなく摩耗時にも上質な静粛性が持続するのが特徴で、新品時の騒音エネルギーを従来品比15%低減。さらに摩耗時の騒音エネルギーも22%の低減に成功している。

同時に摩耗時のウエット時の制動距離も9%短縮(タイヤドラムで2万3000km走らせたときの比較)。技術的には摩耗すると細いストレート溝が消え、パターンノイズの悪化を抑制し、主溝の溝壁を立たせて、摩耗後の溝体積が減らないように工夫されている(ドライでの走安性も2%向上)。サイズは14インチから21インチまで幅広く用意され、軽自動車からハイパフォーマンスセダンまでフルカバーしている。また、EVへの対応製品にもなっているのが特徴だ。

スポーツタイヤの新製品は用意されていなかったが、GRカローラに標準装着されていた、アドバン・エイペックスV601が17インチから20インチまで出揃ってきたのが1つのニュースである。ドライ/ウエット性能が高く、静粛性も考慮したスポーツタイヤとして、スポーツセダン、クーペ、スポーツカー用のタイヤとして、選択肢に入ってくるタイヤだ。

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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