ゴブジ号、メディア向けに貸し出します!
名古屋の「チンクエチェント博物館」が所有するターコイズブルーのフィアット「500L」(1970年式)を、自動車ライターの嶋田智之氏が日々のアシとして長期レポートする「週刊チンクエチェント」。第30回は「ゴブジ号、メディア向けデモカーとして活躍開始」をお届けします。
芸能人2人の動画にゴブジ号が出演!
前回に引き続き、もうひとつの“トリノに行くなら絶対に訪ねるべき施設”を紹介するつもりで予告していたのだけど、いきなりの予定変更をお許しいただきたい。申し訳ないのだけど、今回は差し込み案件のお話を。
ゴブジ号は僕があちこちに乗って回ってこの『週刊チンクエチェント』でレポートすることを第一義としてチンクエチェント博物館からお預かりしているわけだけど、それだけだと何だか僕だけいい想いをさせていただいちゃうみたいで申し訳ない気がするから、メディア向けのデモカーとして活用させていただくことにもさせていただいてる。
メディアカーとしてのお役目一発目は、実は2021年、まさに本編の方で静岡のスティルベーシックで手を入れていただいてる問題がひとまずクリアになった3カ月後くらいに僕の古巣で成し遂げていて、それはまたあらためて報告するつもりだった。そのときはゴブジ号がモデルとして登場し、僕が短い文を添えるだけだったから、僕が走って運んで役目を果たしてまた乗って帰り……だったから何の躊躇いもなかった。が、その後しばらくはこの個体の状況を知らない人にポーンとキーを預けてだいじょーぶか? な状況が続いていたので、僕が帯同できるとき限定というカタチでしかお話ができなかった。
そして大きなトラブルの予兆がほとんどなくなって、そろそろお貸し出ししますよー! とあちこちに声をかけていこうと考えている現在。チンクエチェント博物館に撮影希望の要請が入った。なんと、ハンバーグ師匠ことスピードワゴンの井戸田潤さん『ハンバーグ師匠チャンネル』と、ロンドンブーツ1号2号の田村亮さん『田村亮のYouTube』のコラボ撮影に古いチンクエチェントを使いたい、というお話だった(らしい)。
井戸田さんも田村さんもクルマ好きであることはよく知られてるところで、おふたりそれぞれのYouTubeチャンネルにも“いかにも!”なクルマがちょいちょい登場してる。
今回はおふたりの仕事仲間でもある元SKE48の須田亜香里さんに、それぞれが選ぶ“乗って欲しいクルマ”を提案する企画。その計5台のうちの1台が、ターコイズブルーの1970年式フィアット500L、そう、ゴブジ号だ。