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「ジムニー」や「カングー」との複数台所有で成立するトライアンフ「ヴィテス Mk II」の旧車ライフ。これ以上増車したら離婚されちゃう!?

フロントにフォグ&スポットランプを装着(マーシャルファンタスティックをバックマウントに加工&取付ステーワンオフ)し、STYLAのフェンダーミラーを付けている

運命の出会いでトライアンフ「ヴィテス Mk II」を入手

クラシックカーに乗っているオーナーが愛車とマッチしたお洒落な衣装に身を包み、ノスタルジックなアイテムを持ち寄ってクルマ談議を楽しむイベントが「MINANO SUNDAY PICNIC 2023」です。2023年11月4日に埼玉県秩父郡皆野町にある“ぼくらのミナノベース”を会場として開催されました。会場から、気になったクルマとオーナーを紹介します。

ボディ塗装以外未再生のまま

1970年式のトライアンフ「ヴィテス Mk II」で参加した篠崎 晃さん(56歳)は、MINANO SUNDAY PICNIC主催の奥村さんと一緒にこのイベントを企画し、2022年年5月に初開催。2回目となった今回は急に仕事が忙しくなり、本格的に参画することは叶わなかったが、当日は何とか参加することができたそうだ。愛車のヴィテス Mk IIを買ったのは2015年9月のことで、ドライブ、ツーリング、各種イベントへの参加などに使っているのだという。

「以前所有していたオースチン A35のラリーモディファイに夢中だった頃に、ネットでワークスラリーカーのヴィテスを見つけてカッコいいと思ったんです。そのことをクルマ趣味の師匠に話したりしていました。その後、まだ関越自動車道が東松山までしか開通していなかった時代にカークラブのメンバーがツーリングで遊びに来て、その中にいたヴィテスがとても佇まいがよく、強く記憶に残ったのです」

このときに気になったヴィテス Mk IIのオーナーが知り合いの知り合いとの情報を入手。早速連絡してもらったところ、嫁ぎ先を探していることが判明し、その週末に現車をチェックすることに。これが運命の出会いとなり、翌週に自身のA35の嫁ぎ先が急遽決定し、わずか2週間でヴィテス Mk IIを手に入れることができたのだという。

「たくさんの素敵な偶然とご縁によってヴィテスを入手することができました。過去にボディを一度純正同色で全塗装していますが、その他はエンジン含め、未再生です。オリジナルの雰囲気を壊さぬよう当時のパーツを使用し、エレガントなGTカーを目指してモディファイしています。自分の中ではほぼ完成形ですね。メカニカルな部分も問題なく、すこぶる調子がいいので特に整備の予定はありませんが、ボディの塗装がだいぶ傷んできたので、余裕ができたら全塗装したいと思っています」

クルマ趣味生活を継続中

過去の愛車を伺うと、VW「TYPE 1」「カルマンギア」「ゴルフ5 GTI」、オースチン「ヒーレー スプライト Mk I」および「A35」、アルファロメオ「155 ツインスパーク」、ボルボ「940 エステート」、ポルシェ「911 3.2カレラ」、メルセデスベンツ「A160」、スズキ「ジムニー」(JA11型)、ローバー「ミニクーパー」、スバル「レガシィ ツーリングワゴン」というスゴイ顔ぶれ。

現在もトライアンフ「ヴィテス Mk II」のほかに1964年式のロータス「エラン S1」(2012年購入)、2005年式のルノー「カングー」(2013年購入)、2013年式のBMW「320iクーペ」(2020年購入)、2022年式のスズキ「ジムニー」(JB64型/2022年購入)を愛用しているそうなので、複数台所有のクルマ趣味生活を継続中なのであった。

「クルマは僕のライフスタイルにおける重要なアイテム。でも、これ以上増車したら妻に離婚届けを渡されますね」

そのように話してくれた篠崎さんだが、周りにクルマ趣味人がたくさんいる環境の中で過ごしているため、自分の意思とは関係なく、強制的に欲しいクルマが登場することになるだろう。

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