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マッカーサー元帥の専用機がアリゾナに現存した! 旧日本軍にまつわる展示も多い航空博物館の復活を願いつつグランドキャニオンへ【ルート66旅_39】

マッカーサー元帥の専用機がアリゾナに現存した! 旧日本軍にまつわる展示も多い航空博物館の復活を願いつつグランドキャニオンへ【ルート66旅_39】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

日本にまつわる航空機や展示品も豊富

屋外で目に付いたのは胴体の後部に日の丸が描かれた、航空自衛隊で使われていたT-33シューティングスター。垂直尾翼のマーキングや機体番号から調べたところ、入間基地の総隊司令部飛行隊や飛行点検隊で使われ、1991年に用途廃止となりアメリカへ渡ったようだ。塗装のコンディションから察するに飛行が可能かは不明だが、キチンと手入れされているようでなんとなく嬉しくなってしまう。

また屋内では零戦のキャブレターや彗星のエンジンなど、旧日本軍機のパーツや資料がいくつも展示されている。余談だが2013年に所沢航空発祥記念館で開催された「日本の航空技術100年展」では、プレーンズ・オブ・フェイムが所有する栄エンジン搭載の零戦が目玉として展示され、エンジン始動やタキシングが行われ大勢のファンが日本中から足を運んだとのこと。

そんなグランドキャニオンと併せて観光したい航空博物館だが、残念ながらコロナ禍の影響で閉館してしまったようだ。ウェブサイトにはチノの本館しか掲載されておらず、Googleマップの位置情報もすでに消えている模様。

代替としてカリフォルニア州サンタ・マリアに新たな施設を作るようで、すでに土地のリース契約や調査は済んだようなので今後の動向を見守りたい。

次回は地球が悠久の時をかけて作り上げた芸術、グランドキャニオン国立公園へ!

■「ルート66旅」連載記事一覧はこちら

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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