初代シルビアに感動! でも「ステアリングが足に当たってしまいます!」
次に佐々木さんが気になったのは日産初代「シルビア」だ。最初はデザインに惹かれたそうだが、シルビアと聞いて「えっ!? これシルビアなんですか?」と驚いた様子。普段はフォーミュラドリフトジャパンを運営する会社である「MSC株式会社」に勤めている佐々木さんにとって、シルビアと聞くとS13~S15までのドリフトマシンのイメージが強いのかもしれない。
「まず、フロントノーズの鋭く尖ったデザインに惹かれました。あとリアフェンダーの上面がフラットなデザインも好きですね。でもどちらかと言えばこのクルマは車内に惹かれました。レザーをたくさん使っていて自分が知っているシルビアの雰囲気と違いますし、レザーらしい高級感のある匂いが印象的ですね。そして実際に座ってみるとシートポジションが低くて、スポーツカーな雰囲気を感じました」
初代シルビアの車内が気に入った様子の佐々木さんであったが、169cmと高めの身長のためか、実際に座ってみると「ステアリングが足に当たってしまいます!」とコメント。旧車試乗の連載を通してだいぶ手慣れた様子で旧車を運転するようになってきた佐々木さんだが、このシルビアは実際に運転するのが難しい1台かもしれない。
ファミリアクーペは「“ザ・旧車”って感じの顔がカワイイ!」
また、女子らしくルックスがカワイイと感じた旧車もあったようで、それが1965年式のマツダ初代「ファミリアクーペ」だ。
「グリルに丸目のライトがまとまっていて、“ザ・旧車”って感じの顔がカワイイです! あと驚いたんですけど、昔のマツダのエンブレムってこういったデザインだったんですね。全体的なデザインとしては、フロントからリアまで続くシルバーのモールが一体感を出しているのが気に入りました」
レース出身の280Zは「実際にレースで走ってみたい!」
そして最後に注目したのがレース仕様の日産「280Z」だ。もともと撮影や取材の合間にも「初代フェアレディZが好き」と話していた佐々木さん。そのレース仕様というだけあって、気になってしまうのも必然だろう。なお、このクルマはアイドラーズなどのレースで実際に使われていた車両だ。
「もともとフェアレディZが好きなのもありますが、実際にレースに出ていたクルマなので何というか、雰囲気が違うなと感じました。乗ってみたいのはもちろんですが、実際にレースで走ってみたい欲が強いですね」
この280Zは長時間のレースで走ることを考えて、ブレーキシステムが強化されている。130コレクションの多くの車両はエンドレス製のキャリパーを装着しているが、この280Zはフロントにモノブロック6ポットのRacing MONO6、リアにRacing4を装着。Sタイヤとの組み合わせも相まってより本気度を感じる足元なのだった。
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今回の130コレクション訪問では他にも気になった車両がいくつもあったという佐々木さん。130コレクションの試乗レポートをお楽しみに。
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