新型スペーシア&スイフトのコンセプトカーが関西初上陸
2024年2月10~12日にインテックス大阪で開催された「大阪オートメッセ(OAM)2024」。スズキブースに何食わぬ顔で展示されていた、登場して間もない新型モデルをベースとしたカスタマイズカーの2台。その1台が昨年11月にフルモデルチェンジを果たし、3代目になったばかりの「スペーシア」をベースとした「スペーシア パパボクキッチン」です。
2人+1匹でのアウトドアレジャーを提案
スーパーハイト軽ワゴンとして安定した人気を誇っているスペーシアは、従来型で好評だった部分はそのままに後部座席の快適性を大きく向上させたものとなっており、一部グレードのリアシートには「マルチユースフラップ」と名付けられた、オットマンやレッグサポート、荷物の落下防止ストッパーなどマルチに使うことができるフラップを新採用した。
また電動パーキングブレーキを採用したことにより、アダプティブクルーズコントロール時の停止保持機能や、ブレーキホールド機能など、使い勝手にもさらなる磨きがかけられている。
そんな新型スペーシアをベースにしたコンセプトカーのパパボクキッチンは、父親と息子、そしてペットの2人+1匹でアウトドアレジャーに出かけ、その間に母親に思いっきり羽を伸ばしてもらうことをコンセプトに作られた。荷室からリアシート片側までのスペースを占有する格納式ギャレーを備えて、アウトドアで簡単な調理も楽しむことができるようになっているのがポイントだ。
スペーシアギアの登場にも期待が高まる
しかしそれよりももっと注目したいのが、先代スペーシアでも人気を博していたクロスオーバースタイルの「スペーシアギア」を思わせる、丸形ヘッドライトやサイドクラッディングパネルなどを備えている点だろう。
「ジムニー」を彷彿とさせる縦スロットのフロントグリルと丸形ヘッドライト、そしてコンテナをイメージしたサイドのキャラクターラインに沿って塗り分けられたボディカラー、ルーフに備わるレールなど、先代スペーシアギアにも通じる意匠が満載されており、スズキは明言しなかったものの、新型スペーシアにも「ギア」が設定される可能性は非常に高いと言えるだろう。
またサイドウインドウに貼られたステッカーには新型スペーシアの車両型式である「MK94S」を取り入れたものがあるほか、1月には東京オートサロンと書かれていたところ「OSAKA AUTO MESSE 2024」と改められている点も注目だ。
さらに車両の後部に広げてディスプレイされていたキャンプギアの一部や室内に置いてあったエプロンなどはグッズとして販売の予定も検討中とのことで、こちらも併せてチェックしておきたい。