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20代女性ドライバーがベテランドライバーとダブルエントリーで全日本ジムカーナに参戦! 1年間の成長記録にも注目です

河本晃一選手がドライブしたスバルBRZ

注目のAT車クラスに若手ドライバーが参戦

ジムカーナ競技の最高峰シリーズ「全日本ジムカーナ選手権」では、2ペダルクラスとして、電気式駐車ブレーキを備えたPE1クラスとサイドブレーキを備えたPE2クラスというふたつのクラスを設定。そのうち、PE1クラスはアルピーヌ「A110」やポルシェ「911GT3RS」、BEVのテスラ「モデル3」など話題のマシンが参戦していることもあって注目を集めてきました。2024年はトヨタ「GR86」やスバル「BRZ」、マツダ「ロードスター」などのATモデルを対象にしたPE2クラスにも注目が集まることになりそうです。

ベテランとのコンビでどこまで成長するかにも注目

というのも、これまでスバルBRZのATモデルを武器にPN3クラス/PE2クラスに参戦してきた河本晃一選手が、PE2クラスをターゲットに「チャレンジPE2プログラム」を設立。それに合わせて3チームがPE2クラスに参戦する。

同プログラムの目的は「2ペダルジムカーナの普及」と「次世代ドライバーの発掘と育成」、そして「一般ファンが楽しめるコンテンツ配信」となっているが、そのなかで最もユニークなポイントが次世代ドライバーの発掘と育成だといえるだろう。

前述のとおり、2024年は同プログラムより3つのチームがPE2クラスに参戦する予定で、経験豊富なマスタードライバーと若手のルーキーがペアを組み、ダブルエントリーでトップカテゴリーにチャレンジ。しかも、その若手ルーキーには20代の女性ドライバーが参戦するだけに、FIAが推奨するウィメンズ・プロジェクトという観点からも注目度の高いプログラムだ。

注目のチーム編成を紹介しよう。まずロードスターRFを投入する「Team East」では、マスタードライバーとして河本選手が参戦するほか、20代の女性ドライバー、吉川萌衣選手がルーキーとしてエントリー。スバルBRZを投入する「Team West1」からはマスタードライバーとして高屋隆一選手、ルーキードライバーとして同じく20代の東美里選手が参戦する予定である。

さらに、ロードスターRFを投入する「Team West 2」のマスタードライバーは有田光徳選手で、ルーキードライバーとして同じく20代の芳賀絢音選手が国内最高峰のジムカーナ選手権に挑む。

このチャレンジPE2プログラムは全10戦中6戦に参戦する予定。一般ファンが楽しめるコンテンツ配信として、同チームの公式サイトやSNSでは各チームの参戦記/旅行記を随時発信するとのことで、エンターテインメントとしても興味深い。

3名のルーキーが経験豊富なマスターの指導でどのように成長していくのか? ジムカーナシーンの新しいチャレンジとして注目したい。

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