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トヨタ進化型「GRヤリス」の「RC」はモータースポーツベース車両、素で乗るのなら「RZ」がオススメの理由とは

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TEXT: 小鮒康一(KOBUNA Koichi)  PHOTO: 雪岡直樹(YUKIOKA Naoki)/AMW

  • 大阪オートメッセ2024のTOYOTA GAZOO Racingブース
  • 進化型GRヤリスのモータースポーツベース車としてラインアップされるRCグレード
  • RCは、8速GR-DAT仕様車に、縦引きパーキングブレーキとクーリングパッケージのメーカーオプションを装着した個体
  • RCグレードでのハロゲンヘッドライトの採用は、競技中に万が一破損しても安価に補修できるようにとの配慮
  • クーリングパッケージのメーカーオプションを装着
  • 向かって左がサブラジエーター、その内側はブレーキダクト
  • 向かって右が空冷ATFクーラー
  • 進化型GRヤリスRCのルーフ
  • タイヤやサスペンションなどは交換前提のものが装着されている
  • 進化型GRヤリスRCのリアスタイル
  • エントリーグレードではなく、あくまでモータースポーツベース車という位置づけ
  • エントリーグレードではなく、あくまでモータースポーツベース車という位置づけ
  • 進化型GRヤリスのエンジンは304ps/400Nmへと戦闘力アップ
  • 進化型GRヤリスではダッシュボードの形状を一新し、ドライビングポジションもさらに最適化
  • トルコンATでありながら、レースでMTと同等に戦えるATを目指して開発された
  • GRヤリスRCではメーカーオプションの縦引きパーキングブレーキが標準装備となる
  • 車体剛性にかかわりのない部分の遮音材や制振材、アンダーコートなどは省かれている
  • 新開発の8速AT、「GAZOO Racing Direct Automatic Transmission」も展示された
  • 新開発の8速AT、「GAZOO Racing Direct Automatic Transmission」も展示された
  • 新開発の8速AT、「GAZOO Racing Direct Automatic Transmission」も展示された
  • 新開発の8速AT、「GAZOO Racing Direct Automatic Transmission」も展示された
  • 素の状態で楽しみたいというのであればRZ系をオススメしたいとはGR担当者の弁
  • 佐々木雅弘選手が手がけるブランド、GROWとのコラボで生まれたGRヤリスRR×GROWコンセプト
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  • 佐々木雅弘選手が手がけるブランド、GROWとのコラボで生まれたGRヤリスRR×GROWコンセプト
  • 佐々木雅弘選手が手がけるブランド、GROWとのコラボで生まれたGRヤリスRR×GROWコンセプト
  • GR×GROWデザインGRカローラは、TGRドライバー石浦宏明選手の愛車
  • GR×GROWデザインGRカローラは、TGRドライバー石浦宏明選手の愛車
  • GR×GROWデザインGRカローラは、TGRドライバー石浦宏明選手の愛車
  • GR×GROWデザインGRカローラは、TGRドライバー石浦宏明選手の愛車
  • GR×GROWデザインGRカローラは、TGRドライバー石浦宏明選手の愛車
  • GRヤリスRCではメーカーオプションの縦引きパーキングブレーキが標準装備となる
  • RCグレードでのハロゲンヘッドライトの採用は、競技中に万が一破損しても安価に補修できるようにとの配慮

大阪オートメッセ2024のTOYOTA GAZOO RacingはGRヤリス祭り!

2024年2月10~12日にインテックス大阪で開催された「大阪オートメッセ(OAM)2024」。トヨタはTOYOTA GAZOO Racingとしてブースを出展し、GRモデルを中心に多くの注目モデルを展示していました。中でも注目を集めていたのは今年1月に発表されたばかりの進化型「GRヤリス」で、モータースポーツに参戦する中で露呈した問題点などを改善したモデルとして話題を集めています。

戦闘力も楽しさも大幅アップした「進化型」

進化型GRヤリスの変更点は多岐に渡るが、大きな部分ではエンジンの出力を272psから304psへ、トルクを370Nmから400Nmへと向上させ、モータースポーツでの戦闘力向上を図ったほか、視認性と操作性を向上させるためにダッシュボードの形状を一新。着座位置なども見直してドライビングポジションをより最適化するなど、「進化型」にふさわしい変更を受けているのだ。

またトランスミッションは新開発の8速AT、「GAZOO Racing Direct Automatic Transmission(以下、GR-DAT)」を追加設定。トルコンATでありながら、レースでMTと同等に戦えるATを目指して開発されたもので、より多くの人に走る楽しさを提供し、モータースポーツの裾野を広げたいというモリゾウ氏の想いを反映したものとなっている。

モータースポーツのベース車、RCグレードもお目見え

そんな進化型GRヤリスだが、大阪オートメッセでは、量販モデルのRZ“High performance”だけでなく、モータースポーツベース車としてラインアップされるRCグレードも展示された。

今回展示されたRCは、8速GR-DAT仕様車に、縦引きパーキングブレーキとクーリングパッケージのメーカーオプションを装着した個体だ。

GRの担当者によると、サブラジエーター、コールドエアインテーク、インタークーラースプレー、空冷ATFクーラーとフル装備されたクーリングパッケージの効果は絶大で、富士スピードウェイのレーシングコースを全開走行する際も、水温や油温が危険水域まで上昇するよりも、タンクの燃料がなくなるほうが先というほどだから、周回系のレースなどに参戦を予定しているのであれば、ぜひ装着しておきたいオプションといえるだろう。

またRCグレードではヘッドライトに素ヤリスのエントリーグレードなどに採用されているハロゲンヘッドライトが採用されているが、これはラリー競技などで万が一ヘッドライトを破損してしまっても安価に補修することができるようにという配慮となっているのも、うれしい気遣いと言えるだろう。

素で乗るならRZグレードがオススメ

なお、RCグレードはGRヤリスの中では安価な価格設定となっているが、エントリーグレードではなく、あくまでモータースポーツベース車という位置づけとなっている。

そのため、車体剛性にかかわりのない部分の遮音材や制振材、アンダーコートなどは省かれており、タイヤやシート、サスペンションなどは交換前提のものが装着されているため、素の状態で楽しみたいというのであればRZ系をオススメしたいとはGR担当者の弁だ。

なお、ダッシュボードが一新されたことでRCにも2DINサイズのナビやオーディオを装着しやすくなっているが、一部ハーネス類などは標準で搭載されていないため、装着には専門知識が必要になることもその理由のひとつとなっている(RCにはオプションでもナビやオーディオの設定はなし)。

そのほかTOYOTA GAZOO Racingのブースにはレーシングドライバーの佐々木雅弘氏が手がけるブランド、GROWとのコラボで生まれたGRヤリスやGRカローラも展示され、GRモデルのカスタマイズの楽しさもアピールしていた。

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