ハイエースのアメリカンカスタム「Carica」にキャンパー内装の特別仕様が登場
2024年2月10~12日にインテックス大阪で開催された「大阪オートメッセ(OAM)2024」には、過去最高660台ものカスタムカーが集結。そんな会場から、今回はアルパインスタイルのブースに展示されていたトヨタ「ハイエース」をベースにしたカスタムモデル「Carica(カリカ)」を紹介します。
角目4灯&クロームパーツでアメリカンなワンボックスに
アルパインスタイルがプロデュースするCal’s Motorシリーズの中でも最初にリリースされたのが、このハイエースをベースとしたCaricaだ。ハイエースベースのカスタム車両はさまざまなメーカーからリリースされているが、Caricaは角目4灯のヘッドライトとクロームメッキがふんだんに使用されたラジエターグリル、そしてクロームバンパーを備えるクラシカルなスタイルとなっているのが大きな特徴だ。フォルクスワーゲンのT3「バナゴン」を彷彿させるグリルまわりだが、独自のデザインとすることで、人気のモデルとなっている。
US STYLEとEURO STYLE仕様の異なる2種類を選択可能
じつはCaricaは、グリルなどの配色によって、2種類のスタイルを選ぶことができる。ヘッドライトベゼルやグリルなどがクロームとなるUS STYLE(展示車はホワイトパールクリスタルシャイン×ウォーターミント)と、グリル内やヘッドライト内側、バンパー上のグリル、バンパーコーナーなどがブラックとなるEURO STYLE(展示車はホワイトパールクリスタルシャイン×サンドベージュ)だ。細かな違いだが、雰囲気は大きく異なることがわかるはずだ。
またスタイルによって標準で装着されるホイールも異なり、US STYLEでは16インチのMOONクロームホイール、EURO STYLEは16インチのBalken LHOTZEアルミホイールを装着してスタイルを差別化している。この2種類のスタイルに豊富なボディカラーを組み合わせることで、自分だけの1台を作ることができるのだ。
車中泊やキャンプも楽しめる特別仕様の内装が会場でお披露目
そんなCaricaに今回新しく、キャンパー内装を持つ特別仕様車が登場。今回OAMの会場でEURO STYLEデモカーに装備してお披露目された。リトリートパッケージと呼ばれるこの特別仕様車は、セカンドシートにREVOシートを設置し、走行時は前向きのシートとして6人乗りのドライブモードに、停車中は反対向きにしてサードシートとともにテーブルを挟んでリビングモードに、そして全てをフルフラットにすれば、大人2人が快適に就寝可能なベッドモードと、多彩なシートアレンジが可能だ。さらに、後部にはシンクとコンロも装備されているので、8ナンバーのキャンピングカーとして登録することができる。
今回はこのリトリートパッケージの他に、8人乗りのミニバンパッケージという仕様(US STYLEに装備)も用意されているので、自分の使い方に合わせたチョイスも可能となっている。