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一生に一度、絶対に行くべきは「グランドキャニオン」でした。生で見る「地球の歴史」の壮大さに言葉失いました【ルート66旅_40】

一生に一度、絶対に行くべきは「グランドキャニオン」でした。生で見る「地球の歴史」の壮大さに言葉失いました【ルート66旅_40】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

  • コロラド川が平原を少しずつ削って現在のような大峡谷に。ここで見られる最古の地層は20億年前、先カンブリア時代のものらしい
  • 早朝の散歩で出会ったエルク。近くに子どもが2頭おり食事の途中だったようだ。見たことはないがマウンテンライオンも生息しているとか
  • 先住民の監視塔を模したウォッチタワー。内部はギフトショップになっており、ここから見るグランドキャニオンも趣きがあっていい
  • ウィリアムズとの間を往復する、グランドキャニオン鉄道のレール。到着後は園内を運行するシャトルバスでビューポイントを巡ろう
  • ファントム・ランチへ至るブライトエンジェル・トレイルのスタート地点。もう少し体力を付け谷底までのトレッキングに挑戦したい
  • 日本語での注意書き。どこかに有名なマラソン大会で優勝したランナーが、日帰りにチャレンジして亡くなったという記事も目にした
  • 脅かすわけじゃないが転落での死亡事故もよく起きている。柵は絶対に越えず柵のない場所は崖から一定の距離を保つことを忘れずに
  • ホピ・ポイントの標高は7071フィート、すなわち約2155mだ。朝晩は夏でもそれなりに冷え込むので防寒着は必ず持って行きたい
  • どこかのビューポイントで見つけた化石。グランドキャニオンが形成され始めたころは高原、海だったのは果たしてどれほど前だろう
  • 初めて公園内のマスウィク・ロッジに泊まった翌朝。天気もいいので朝日に染まるグランドキャニオンを撮影するため散歩に出かけた
  • 谷底までつづら折りで続くトレイル。リムとの高低差は1400mを超えており、日帰り往復した疲労で命を落とす人がいるのも納得だ
  • 日没が迫るにつれてビューポイントに集まる人も増える。ホピ・ポイントやヤバパイ・ポイントは夕焼けのスポットとして特に有名だ
  • どんな景色か漠然とイメージできるグランドキャニオンだが、生で見たときの心を揺さぶられる感動は写真や映像じゃとても及ばない

アメリカ行くなら一度は訪れるべきグランドキャニオン

広大なアメリカを東西2347マイル(3755km)にわたって結ぶ旧国道「ルート66」をこれまで5回往復した経験をもつ筆者が、ルート66の魅力を紹介しながらバーチャル・トリップへご案内。イリノイ州シカゴから西に向かい、見どころの多いアリゾナ州も中間地点を抜けました。今回はルート66を外れて北に寄り道し、アメリカを代表するビュースポットのグランドキャニオンを紹介します。

コロラド川が4000万年もの歳月をかけて作った壮大なアート

マニア垂涎の航空博物館「プレーンズ・オブ・フェイム」から30分ほど北へ走れば、グランドキャニオン国立公園の入場ゲートが見えてくる。日本でもよく知られている観光スポットで、総面積はなんと東京都の倍を超える広さだ。

グランドキャニオンは大きく3つのエリアに分けられており、もっともメジャーなのはここで紹介する南側のサウス・リム。ビジターセンターは当然のこと、レストランにスーパーマーケット、1年を通して満室が多く半年前から予約が必要ともいわれるロッジのほか、郵便局や銀行、病院にクルマの修理工場まで存在している。

私がグランドキャニオン国立公園を初めて訪れたのは、意外にもルート66を何度か全線走破した後のこと。アメリカ国立公園の写真集や映像を何度も見たせいで風景がすぐイメージできたことや、約90分の距離に常宿があるため「いつでも行ける」と後回しにしていたのだ。

ある年その宿に1週間ほど滞在した際に思い立ち、何気なく行ってみたのが記念すべき初訪問だった。ビューポイントの駐車場にレンタカーを停め、人が集まっている方向へ歩き視界が開けた瞬間、今までスルーしていたことを激しく後悔する。映像やGoogleアースで擬似体験していようと、生で見たときの感動には絶対に及ばない。

コロラド川が4000万年もの歳月をかけて作った壮大なアート。アメリカが「地球の歴史」と呼ばれる理由を知らされた瞬間だ。感動のあまりしばらくは撮影どころか身動きすらできず、ただ眺めるしかなかったのを昨日のことのように思い出す。

マーサー・ポイントやヤバパイ・ポイントを筆頭にサウス・リムには多くのビューポイントがあり、最初のうちは時間帯を変えつつそれらを巡るだけでも十分に楽しめるはず。断崖の柵は簡素な作りで誰でも乗り越えることができ、実際に柵の外で自撮りしている人もたくさんいるが、転落による死亡事故は頻繁に発生している。バランスを崩すこともあれば崖下からの突風に煽られることもあるので、テンションが上がり過ぎて羽目を外さないようにしたいものだ。

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