いつかは挑戦したいトレイルは難易度かなり高め
なお日本からの旅行者もたくさん訪れるため、パンフレットは日本語版も用意されており、日本語で併記された園内の注意書きもある。すでに10回は足を運んだグランドキャニオンだが、まだまだサウス・リムだけでは堪能したとは言いがたい。
コロナ禍で渡米できなくなり計画は頓挫を余儀なくされているが、いつか挑戦したいのはファントム・ランチまでのトレッキング。アメリカでもっとも予約が取りにくい宿のひとつで、トレイルを下ったグランドキャニオンの谷底にある。泊まれないなら頑張って日帰りすればいいのにと思うかもしれないが、スタート地点には「疲労で死ぬ人が毎年のようにいるから日帰り往復はするな」という看板が。
ファントム・ランチへ下りるトレイルはふたつあり、どちらを使うにしろ4~6時間はかかる見込みだ。上りはほぼ倍の時間を要すると言われ、往復12~18時間と考えれば相当にハード。おまけに標高差は1400mオーバーで登山でも上級者コースで、疲労や途中で水が尽きて亡くなったハイカーもいるという。
他にもグランドキャニオンで体験したいことはたくさん。いろいろな季節や時間の風景を撮影したいし、未踏のノース・リムにも行ってみたい。ルート66からはちょっと離れるが「TVで見た」なんて言わず、言葉を失うほど素晴らしい大絶景を目の当たりにしてほしい。
次回はアメリカに何度も足を運ぶきっかけになった街、そしてルート66復活の街として知られるセリグマンへ!
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