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念願のデイトナ24時間!「M4カブリオレ」で現地入りしてM社長と朝のランデブー【みどり独乙通信】

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TEXT: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)  PHOTO: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)

あっという間の5日間で再訪を決意!

レースは、序盤から激しいクラッシュが続き、荒れた展開に。レースウィークは気温は26℃前後でとても蒸し暑く、歩いているだけで汗をたっぷりかきました。陽が落ちてからは少しマシにはなりましたが、疲れも溜まって結構ぐったりしてしまいました。レースは24時間ずっと続きますが、私とヴァレンティンは日付が変わる少し前に、一旦ホテルへ戻って仮眠をとることに。

レースシーン

翌朝、7時にロビーに集合。眠い目をこすりながら、ふたりとも無言のままサーキットへM4で向かっている際に、ぼんやりとサイドミラーを見ると、光輝く巨大キドニーグリルが……信号で横並びになり、気になって窓を開けると、なんとBMW M GmbHのファン・メール社長のドライブする「XM」ではないですか。赤信号で横並びになった際に、あちらも窓を開けてくださり「ステキなおクルマですね」と(笑)。その後、何度も抜きつ抜かれつを繰り返し、デイトナ インターナショナル スピードウェイまでの10数分をBMW Mの社長とランデブー走行をするという、とてもステキなサンデーモーニングでした。

長い24時間のはずが、あっという間にチェッカーフラッグを受ける時間が近づきました。良いのか悪いのか、レース序盤にクラッシュでリタイアしたチームのピットテントがすっかり撤収されており、スタート/ゴールラインの真向かいという特等席で、ゴールシーンを観られてとても得した気分に。キャデラックとの接戦を勝ち抜いて、ポルシェ「963」が今大会の総合優勝を飾りました。

初デイトナの滞在はたった5日間で可能な限り愉しもうと気合を入れていたのですが、まったく時間が足りませんでした。また機会があればぜひとも再訪をしたいですね!

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  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • ドイツ ミュンヘン市在住 フリーライター&コーディネーター。東京で学生生活を謳歌した後にオーストリアのザルツブルグで再び学生生活を謳歌し、なんとか卒業。三度目の学生生活を謳歌しにミュンヘン大学入学を機にドイツへ。ミュンヘン大学在学中の現地広告代理店でのアルバイトがきっかけで、モータースポーツに魅せられて大学を中退し、モータースポーツ業界へ飛び込む。愛車のBMW M240iカブリオレを駆り、ヨーロッパ各国のサーキットへ取材に向かう。趣味はアルプスの峠越えドライブと蚤の市めぐり。好きなサーキットはニュルブルクリンクとスパ・フランコルシャン。ヨーロッパ生活はもう少しで30年。
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