あっという間の5日間で再訪を決意!
レースは、序盤から激しいクラッシュが続き、荒れた展開に。レースウィークは気温は26℃前後でとても蒸し暑く、歩いているだけで汗をたっぷりかきました。陽が落ちてからは少しマシにはなりましたが、疲れも溜まって結構ぐったりしてしまいました。レースは24時間ずっと続きますが、私とヴァレンティンは日付が変わる少し前に、一旦ホテルへ戻って仮眠をとることに。
翌朝、7時にロビーに集合。眠い目をこすりながら、ふたりとも無言のままサーキットへM4で向かっている際に、ぼんやりとサイドミラーを見ると、光輝く巨大キドニーグリルが……信号で横並びになり、気になって窓を開けると、なんとBMW M GmbHのファン・メール社長のドライブする「XM」ではないですか。赤信号で横並びになった際に、あちらも窓を開けてくださり「ステキなおクルマですね」と(笑)。その後、何度も抜きつ抜かれつを繰り返し、デイトナ インターナショナル スピードウェイまでの10数分をBMW Mの社長とランデブー走行をするという、とてもステキなサンデーモーニングでした。
長い24時間のはずが、あっという間にチェッカーフラッグを受ける時間が近づきました。良いのか悪いのか、レース序盤にクラッシュでリタイアしたチームのピットテントがすっかり撤収されており、スタート/ゴールラインの真向かいという特等席で、ゴールシーンを観られてとても得した気分に。キャデラックとの接戦を勝ち抜いて、ポルシェ「963」が今大会の総合優勝を飾りました。
初デイトナの滞在はたった5日間で可能な限り愉しもうと気合を入れていたのですが、まったく時間が足りませんでした。また機会があればぜひとも再訪をしたいですね!