定期的な入れ替えでも興味深いクルマが続々登場
2022年の10月に開館して以来、FMMでは何度も展示車両の入れ替えを行ってきており、例えば1階奥のエリアでトヨタ7(5L V8を搭載した通称“NEW 7”)と並んで展示されていた日産R382に代わって現在ではR381が展示され、その隣にはダイハツP5が収まっています。
エレベーターの入り口正面で2ショットに収まっていたホンダのF1GPマシンと2輪のWGPマシンも1965年メキシコGP優勝車のRA272(レプリカ)と、1961年西ドイツGP優勝バイクのRC162の#100号車とのコンビネーションだったものが、現在は1967年のRA273と1961年に参戦2年目で250ccクラスの二冠に輝いたRC162の#10号車に変わっていました。
その斜向かいにあった日産の、1958年豪州ラリーに参戦したダットサン桜号が、今回からは富士号に交代して展示され、また2階のエレベーターホール裏側、アメリカン・ドリーム/アメリカン・モータースポーツのコーナーでは開館当初から展示されていたCARTのレーシング・フォーミュラ、ローラ・トヨタの斜め手前にローラT93・ホンダが新たに展示。ジャパン・パワーの揃い踏みとなっていました。
また2月2日(金)からは2025年の2月初旬までの予定で、グループB時代を筆頭に数多くのラリーカーを収蔵している四国自動車博物館の収蔵車両、1986年のランチア デルタS4の展示が決定しています。2022年にFMMがオープンした当時に訪れた人も、これを機会に再度訪れてみてはいかがでしょう。